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勝ち星の数よりも大切にしたいこと

1月26日に行われた中京競馬第10レース「西尾特別」で優勝。これで、JRA通算3600個目の勝ち星となりました。

レースは、ほぼ完璧に近い内容だったと思います。騎乗したのは8番人気のメイショウフロウ。道中は中団で待機し、最後の直線で逃げ馬の外に。最後は2位に入線したダイナミックウォー(進路妨害のため3着に降着)の猛追をハナ差しのいでの勝利は、胸を張れる騎乗でした。

ただ……自分で言うのもなんですが、記録達成が遅すぎます(苦笑)。
 

1987年3月7日に挙げたダイナビショップでの初勝利から、翌88年4月、マルブツソロンで達成した100勝まで1年1カ月。そのあとは、200勝が11カ月。300勝が6カ月。400勝までが8カ月。500勝が11カ月……といいペースで勝ち星を挙げ、1000勝を達成したのは、95年7月。父・武邦彦厩舎のエールノコビトでした。

ここまで、8年4カ月。次の2000勝を記録したのは、02年9月。池江泰郎先生が管理していたディカバリーベイですから7年2カ月での達成です。そして3000個目の勝利は、07年11月、本田勝厩舎のスカイビューティーと、さらにスピードアップ(5年2カ月)。3年連続200勝超えという自分でも驚くハイペースで勝ち星を量産していたのもちょうどこの時期です。

ところが。落馬事故の影響などもあり、勝ち星が減少。3500勝から3600勝までの100勝には1年7カ月もかかってしまいまいました。
レースごとに思い返すといい騎乗もありますが、たくさんの馬に乗せていただいてこの成績ですから、まったく納得していません。

「またまた前人未到の大記録達成」とか、「無人の記録ロードを驀進中」といった大げさな新聞の見出しは恥ずかしいかぎりです。

今年の目標は?

そんな質問に、明確な数字や言葉を口にして、自分自身に重圧をかけるタイプの人もいれば、言葉をグッと胸にしまい込むタイプの人までさまざまです。
僕は、言わないのではなく、数字の目標を持たない人間。大事にしているのは数字よりもひとつひとつのレース……今年もダービーを勝ちたいし、凱旋門賞で優勝したいと、きっと、誰よりも強く、強く、強く思っています。

そのためにもまずは、目の前に迫ったレースから。今週、2月9日は、京都を舞台に、クラシックを占う大一番、GⅢ「きさらぎ賞」(芝1800m)が行われます。
僕のパートナーは、ここまで2戦2勝のトーセンスターダム。まだまだ子供っぽいところもありますが、ディープの仔らしいセンスを持った期待馬です。

絶対に負けられない戦いがある。

サッカーW杯ではありませんが、レースを間近に控えたいまの心境は、これに近い感じ。6度目のダービー制覇を目指した戦いがいよいよ始まります。

勝ち星の数よりも大切にしたいこと

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