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新馬戦に勝つことの難しさと大切さ

大雪のため東京開催が2日間とも順延になった2月8日、9日の京都開催で、16鞍に騎乗した僕は3勝、2着2回。

まだまだ、こんなもんじゃない

という想いはありますが、なんとか最低限の仕事はできたかなと思っています。
なかでも胸を張って報告できるのは、3歳オープンの別定戦、クラシックを睨んだ一戦、GⅢ「きさらぎ賞」(芝1800m)での勝利です。

僕のパートナーは、昨年、初めてまたがったときに、来年はこの馬でダービーに行きたい。

と思ったトーセンスターダム。どの新聞を見ても、「2億5000万円で落札された」という形容詞が付く超良血馬です。

こう書くと、高ければ走ると思う方もいるかもしれませんが、競馬はそれほど単純ではありません。
僕がこの馬に惚れ込んだのは、値段ではなく乗り心地のよさ。父ディープ譲りの底力に加え、どんな競馬でもできそうなセンスのよさに魅力を感じていました。
 

雨が降りしきる中で行われた昨年10月20日のデビュー戦は、2番手からの競馬でクビ差勝ち。11月23日の「京都2歳S」は、後方からの競馬で頭差の勝利。

「自分の競馬に徹しよう」と考えていた今回も頭差で、これで3戦3勝。課題はたくさんありますが、最初に思い描いていた通り、順調にダービーへの階段を駆け上がっています。

競馬では、こんなに予定通りに進むことはまずありません。2歳馬にとって目標は、まずデビュー戦に勝つこと。ここで惜しい競馬をしても、負けると次は未勝利に回ることになります。そう、この時点で、新馬勝ちからオープンという王道路線から外れてしまうのです。

では、無事に新馬戦を勝ってもオープンで負けるとどうなるのか?

その後のローテーションに少なからず無理が生じるし、獲得賞金によっては、狙っていた重賞に出るチャンスがなくなる可能性も出てきます。

もちろん、それでクラシックの可能性がなくなるわけではありません。事実、どこかで負けた馬が、チーム一丸となって立て直し、皐月賞、ダービーを制したケースは、数えきれないほどあります。
しかし。負けるということは、そのときのコンディションなのか、位置取りなのか、ペース配分なのかはわかりませんが、どこかに負ける要素があったということ。次に勝つためには、何かを変える必要があるということです。順調とか予定通りとは言えなくなる。それが勝負事の難しさです。

今週末、2014年最初のGⅠ「フェブラリーS」(ダート1600m)に参戦するワンダーアキュートは、3戦続けてGⅠ2着。勝つためにさまざまなことを考え、実践してきましたが、それでも、まだ何かが足りません。欲しいのは金メダルそのためには何をするべきなのか、もう一度、ゼロから考えてみます。

新馬戦に勝つことの難しさと大切さ

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