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イケイケ安倍政権を滅ぼす「消費税の呪い」 vol.02

[週刊大衆03月24日号]

ならばなぜ、そこまでのリスクを承知で安倍首相は決断をしたのだろうか?

政治評論家の本澤二郎氏が言う。
「財務省悲願の消費増税を断行することで、"官庁の中の官庁"である財務省を味方につけ、長期政権への布石にしようともくろんでいると囁かれています」

消費増税で財源が増えれば、財務官僚たちの権限の源泉、つまり歳出の裁量権が増し、財務省はさらに強固な組織となるからだ。
「これまでの歴代政権のトップたちは、いかにして財務官僚を味方につけるかに腐心してきました。それは政権延命に?がる道でしたからね。今、安倍首相もその伝に倣っていると見られています」(前同)

是が非でも財務省を味方に付けたい安倍首相。
それは、大いなる目標のためだ。
「当然、その先には悲願の憲法改正がある。これを安倍首相は"ライフワーク。何としてもやり遂げる"と公言し、政治生命を懸けるつもり。ですが、改正は簡単にできるものではない。筋道をつけるだけでも長い年月がかかります」(民放局自民党担当記者)

一方で、こんなキナ臭い話も聞こえてくる。
「首相を取り巻く族議員たちにとっても、消費増税はベスト。消費増税で税収が増えた分を使って、彼らは選挙で勝たせてもらったお礼として、地元で"公共事業"をバラまきたいんでしょう。景気回復は二の次で、次の選挙の地固めが大事なんです」(前同)

安倍政権の悲願実現と族議員の保身のために引き上げられた可能性があるという、今回の消費増税。
実際、3%の引き上げで、約8・1兆円の税収増が見込まれている。
だが、「増税をしたからといって税収が増える確証はない。橋本政権時は、消費増税の結果、景気が後退し、税収は逆に落ち込むことになりました」(政治部記者)

橋本首相が消費増税を断行した97年の国の税収は53兆9000億円。
それが13年度は42兆6000億円。
下がり続ける一方なのだ。
「今回の消費増税断行で景気は後退する。当然、税収は減ります。そこで、じゃあ、さらに消費税を上げる。すると、また景気が落ち込み、さらに……と、日本経済は悪循環に陥らないとも限りません」(前出・本澤氏)
※※
「9%、10%……」
いや、まだ足りない。
「11%、12%……」
あぁぁぁ、まだまだ足りない、キャー!!

お菊が数える皿のように、消費税率が延々と上がっていく。
その時は、間違いなく日本中が不幸になる。

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