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全国7大都市圏 高速&一般道「激ヤバ危険地帯90カ所」完全MAP vol.02

[週刊大衆01月06・13年末合併特大号]

仙台の(36)や、名古屋の(47)、(48)、大阪の(68)のように、道幅の広い道路同士の交差点にも危険が隠れている。
「普通の交差点であれば黄色信号で侵入しても渡り切れるのが、巨大交差点では間に合わず、ほかの方向から青信号と同時に走り出した車と接触するというケースがよくあるんです。また、車線が多すぎたり、複数の道路が入り組んでいることで自分の進行方向を見失い、"迷子車"となってほかの車とぶつかる事故も多発しています」(損害保険会社社員)

また、(8)の東京・祝田橋交差点のように、大量の車が左右両方向に一気に車線変更を求められる道路があるのも、大都市ならではと言える。

そして、都市部の危険地帯で忘れてはいけないのが、「都市高速」だ。
「スペースに余裕のない都心部のわずかな隙間を縫うようにして走るために急カーブが多く、道幅が狭いにもかかわらず、交通量は多い。安全面だけで言えば、ドライバーにとってはネガティブな要素に満ちた道路なんです。そのため、あちこちに"○○カーブ"と名の付く危険地帯が存在します」(前同)

その典型が、名古屋の(45)だ。
ここは、「鶴舞カーブ」「山王カーブ」と呼ばれ、減速や注意の警告が出されていても、右壁への衝突が絶えない箇所だ。

また、(60)阿倍野カーブ、(63)阿波座カーブも大阪では有名な"魔のカーブ"。
「阪神高速の阿波座カーブは、環状線と松原線の分岐、えびす町出入り口の合流が続いた直後にあるので、そちらに気を取られて減速を忘れてしまうんです。また、カーブ後には速度取締機があり、速度を気にして慌てて減速、後続車が危険な目に遭うこともあります」(前出・村松氏)

このように、出入り口やジャンクションが短い距離に集中しているのも都市高速の特徴だ。
「入り口と出口がそれぞれ別だったり、さらに出口が右側にもあるなど、一般の高速道路と違うことが多いんです。もし、想定と違う場所に出口があったとしても、急ブレーキや急ハンドルで無理に一般道に出ようとせず、安全のために通過してください。特に首都高の場合は、次の出口といっても、それほど距離は離れていませんから」(前出・相川氏)

(3)の東京・大橋ジャンクションのような特異な構造も都市高速ならでは。
同ジャンクションの道路はループ式になっており、特に首都高渋谷線から中央環状線へ移動する際の下り坂ループでは、トラックやトレーラーが曲がりきれずに横転する事故が相次いでいる。

こうした複雑さゆえに、ついつい頼ってしまうのが、看板や標識。
しかし、これらに釘づけになってしまうことも、危険を招きかねない。
「都市高速を走行する車は、普通の高速道路の走行時に比べて車間距離が短いため、わずかな目の逸らしが大惨事になってしまいます。都市高速を走る際は、事前にルートを確認し、分岐点の箇所や出口の方向を調べることで、事故を遠ざけることができます」(前出・車両保険会社社員)

都市部の道路というと都心部や高速道路に目が行きがちだが、実は、郊外を走るバイパスや環状線もかなりの危険地帯だ。
「こうした道は路面や歩道がしっかりと整備されているうえ、アップダウンやカーブを避けて作られているので速度を出しがちになり、これが事故リスクを高めます」(前出・村松氏)

これが顕著に表れているのが、札幌、仙台、名古屋だ。
なかでも、仙台バイパスには、今回の危険地帯90カ所のうち、3カ所が含まれている。
「(仙台の)この3カ所に共通しているのは、仙台や副都心・泉といった中心部から郊外に向かう道路とバイパスとの交差点であること。郊外と都心を結ぶ道も速度超過の車が多い傾向にあります」(前出・村松氏)

名古屋市中心部から名神高速や郊外に向かう(54)の名岐バイパスもその典型。
道幅も広いためスピードを出しやすく、"名古屋走り"の頻出ポイントである。
「名古屋走りとは、名古屋近辺で見られる、行儀の悪い運転マナーのことです。"黄色まだまだ、赤勝負"と言われるように、黄色信号から赤信号に変わった瞬間なら走り抜けてしまう。スピードをかなり超過するのも特徴の一つで、周りを気にしません」(自動車情報誌記者)

(53)の間々本町交差点も名古屋走りが猛威を振るう交差点で、この独自走行には、「煽られても動じず、わざと追い越させるなどの冷静な対応が望まれる」(前同)

さらに、札幌と名古屋には共通点がある。
「高速道路沿いのバイパス的道路に、危険ポイントが集中していることです。高速道路が一般道の真上を走っていると、光が遮られて暗いうえに、橋脚などで視野が狭まってしまうんです」(同)

(52)の名古屋・大我麻町交差点は、真上に巨大で複雑な楠ジャンクションが走っており、まさにその典型。
また、この2地域以外でも、(7)の東京・初台交差点も、首都高速の西新宿ジャンクション真下にあり、事故の絶えない場所となっている。

そのほか、注意したいのがトンネルだ。
ただでさえ危険が多いトンネルだが、広島高速の(74)金剛寺山トンネル、(75)西風トンネルのように、内部に急カーブや坂道がある場合もある。

また、(9)の川崎・浮島出口のようにトンネル出口直後に車線変更を求めるなどの"変化"にもドライバーは弱い。

このように7大都市の交通事情を探っていくと、その危険リスクは多岐にわたっていることがわかる。
「いずれにせよ、慣れていない主要都市部での運転は、様々な環境の中での運転となりますから、慎重な運転を心がけてください」(前出・相川氏)

何気ない日常を、一瞬で悲劇に変えてしまうのが交通事故。
読者のみなさんも、運転する際には、安全第一を心がけて、くれぐれも気をつけていただきたい。

01月01日公開のvol.03に続く・・・。

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