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担ぎ屋のおばちゃん大的中

「あれま! 競馬のセンセでねえけ」

担ぎ屋のおばちゃんから急に話しかけられた。昨年末、上野へ向かう京成線の車中でのこと。
若い人の多くは「担ぎ屋」(かつぎや)といってもピンとこないかもしれない。農家のおばちゃんたちが、自作の農産物や赤飯、団子、花などを都市部で売り歩く商売で、昭和40年代くらいまで、京成の先頭車両は、担ぎ屋のおばちゃんたちのほとんど専用車両になっていた。
 

最近はほとんど見かけなくなっていたのだが、朝収穫して昼前にはもう売り歩いているので、このおばちゃんによると、「鮮度が命のトウモロコシやキュウリは、今でも待ってくれている人が沢山いる」という。

「ところで、センセ、タンザナイトって何のことだ?」

「たしか、宝石ですよ」

聞けば、売り歩いたあと、大井競馬へ寄って馬券を買うのが一番の楽しみなのだという。担ぎ袋から出したスポーツ紙に、タンザナイト特別の出馬表があった。
「単ザと読んで、ザの字を持ってる馬の単勝を買ってみようと思ってるんだ。1頭しかいねえし」
なんと、おばちゃん、新理論派だったのである。
気になって、翌日結果を調べたら、その馬が勝っていた。単勝40倍超。おばちゃん、やるよなあ。

担ぎ屋のおばちゃん大的中

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