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現地紙が自虐的に報じた中国が団体競技に勝てない理由

[週刊大衆02月24日号]

「我々中国人は、なぜ団体競技が苦手なのか?」
そう紙面で問いかけたのが、広東省を中心に展開する有力紙『深セン晩報』。
そう言われてみれば、中国は体操など一部の個人競技には強いが、サッカーや野球といった集団で行う球技はからっきし。

「球技で世界レベルなのは、唯一バレーボールくらいでしょう。国内リーグが盛り上がりつつあるサッカーも、代表チームはW杯に一度しか出られていません。この国は団体競技"不毛の地"ですよ」(スポーツ紙記者)

それもそのはず。かの国は「自分さえよければよい」のお国柄で有名。
それを自覚してか、『深セン晩報』は紙面で理由を3つ挙げて、中国人の"団体競技音痴ぶり"を分析している。

1つ目の理由は制度上の問題。
中国では、スポーツはすべて国家機関である体育局が管理しているが、同局では優れた個人をバックアップして、国際大会で金メダルを取ることを第一義としている。
「その点、団体競技ではカネをかけてもリターンは金メダル1個。割がいいのは個人競技というわけです」(前同)

2つ目に挙げられているのは、一人っ子政策の影響。
兄弟はなく、両親にワガママ放題に育てられた子供は、中国では「小皇帝」と呼ばれている。
彼らが成人しても、コミュニケーション能力が不足しているため、団体競技には不向きという理屈だ。

3つ目の理由は核心をついたものだ。
「『深セン晩報』は"精神の欠如"という言葉を用いて解説しています。中国人には、団結心やリーダーシップを持った人間が少ないというわけです。記事のシメは"これらは個人が自発的に培う精神であり、組織に服従させられて養われるものではない"というもの。これは暗に、一党独裁を敷く中国共産党を揶揄したものとも取れます」(通信社記者)

なんだか、政府に責任転嫁しているようにも見えるが、「この中国紙の分析は、そのまま軍隊にも当てはまります。戦争こそ、究極の団体競技ですから」(軍事ライター・黒鉦英夫氏)との指摘もある。

こりゃ、国家の一大事!?

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