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京都外回りの鬼トーセンラー

 ジャパンカップを連覇したジェンティルドンナが今週の京都記念で始動する。春の目標はもちろん昨年2着に泣いたドバイシーマクラシックだが、昨年とは違う臨戦過程について石坂師はこう述べている。

「昨秋のJCでも1回使った効果が大きかった。3歳クラシックのときも連戦しているときのほうが強かったからね。だから今年はぶっつけではなく、一度使ってドバイに行こうと」

本番でパフォーマンスを引き上げるための出走との見解だ。

叩き台とはいえ、仕上げに手抜きはない。1週1本の追い切りが石坂流だが、1月9日に放牧先から帰厩。翌日から坂路での乗り込みを開始し、初時計が16日。55秒9で坂路を駆け上がっている。
22日に55秒3、29日の2週前追い切りにはレースでも騎乗する福永で併せ馬。追走する形から併入している。時計も前2週を上回る54秒2。福永の感触も「乗りやすいし、折り合いもついた」と上々だった。

仕上げが進んでいるとはいえ、実戦での心配がないわけではない。

レースが開くと、これまでテンションが高くなり、折り合い面に影響を与える傾向があったからだ。今年、勝ち星が意外に伸びていない福永が折り合いに腐心するようだと勝ち切れないシーンもある。

そのスキを突く唯一の馬はトーセンラーだ。自他ともに認める京都外回りコースの鬼。3角からの下り坂を利しての鋭い決め手で、昨年マイルCSを制覇した。

年明け初戦も得意舞台での出走だ。乗り込み量はジェンティルドンナ以上に進んでいる。1月17日の坂路56秒5が初時計だが、1週後の23日にはCWコースで併走。6F84秒0をマーク、さらに30日にも併走追い。同じ84秒0で軽快な動きを披露している。

マイルCS時は距離を意識して坂路追いが主体だったが、2200mの今回は本来のコース追いが主。リフレッシュされてふっくら見せる馬体に今季の体調のよさも見てとれる。昨年の勝ち馬であり、同じコンビの武豊で連覇の可能性も十分だろう。

東京の日曜重賞は3歳馬による共同通信杯だ。注目しているのはサトノアラジンだ。今年も素質馬が揃う池江厩舎だが、2歳時からの陣営評価では常にナンバーワンの存在。実際、夏の新潟でのデビュー戦では大器の評判を取る勝ちっぷりだった。

その後の重賞2戦は5、3着に終わっているが、馬体と精神面がそろそろ噛み合っていい時期。再度の重賞挑戦に陣営の期待の大きさも窺える。

京都外回りの鬼トーセンラー

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