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10万馬力の末脚炸裂! アトム

中山競馬場で行われる朝日杯FSが今週のメイン。話題は牝馬ベルカントの出走だろう。

勝てば1980年のテンモン以来、33年ぶりの制覇になるが、グレード制が導入された84年以降では牝馬の挑戦例は7頭。最先着は89年のサクラサエズリの2着だ。牡馬相手では苦しいと見るべきだが、そのスピードは侮れない。
 

3戦とも逃げる競馬で2勝2着1回。1F距離が延びた前走のGⅢファンタジーSは、2戦目の小倉2歳Sで見せた口向きの悪さを出さず完勝といっていい内容。メンコを装着、リングハミに換えた効果が出ていた。このスピードを生かすには牝馬GⅠの阪神JFより、中山コースのほうがベター。角田師の挑戦意図だが、逃げ馬らしく「追い掛けられると、いくらでも走る」気性は可能性なしとしない。

レース2週前時点で坂路追い3本と調整もすこぶる順調だ。鞍上は武豊。朝日杯を勝てば前人未到のGⅠレース完全制覇。これも大きな話題となる。

牡馬陣も関西は強力だ。アトム、ウインフルブルーム、ミッキーアイル、モーリスと粒がそろう。ただし、ミッキー、モーリスは現状では除外対象。回避馬が出ての抽選待ちになる。
中心はアトムだ。デビュー勝ちのあと、GⅡデイリー杯に挑戦してレコード決着の2着。道中は馬込みの中にいて「追い出しが遅れた」と騎乗した川田。同タイムのクビ差だけに勝ちに等しい内容でもあった。

今年も2歳馬に好素材がそろう池江厩舎だが、デビュー前の評価は必ずしも高くなかった。それがデビュー戦、前走と、実戦では鋭い末脚。厩舎評価もぐんぐん上がっている。2週前追い切りでは古馬オープンに先着。CWでラスト1F11秒9と動きも実に鋭かった。

中1週と厳しい日程だが、ウインフルブルームも出走に踏み切れば怖い存在だ。逃げ切った千両賞は3馬身差の圧勝。後続を寄せ付けなかった。騎乗した和田は「能力は高いが気持ちのコントロールが難しいタイプ」と課題を口にしたが、スローにはならない組み合わせだから杞憂に終わる可能性はある。

今週は中京でも重賞が組まれている。土曜日の愛知杯は牝馬限定のGⅢ戦。注目はスマートレイアーだ。秋華賞はスタートのタイミングが合わず道中はブービーの位置。それを直線は大外から追い込んで0秒2差の2着。底力がなければできない芸当だ。ここ目標に乗り込みも十分。2週前追い切りは武豊騎乗でCW80秒0の好タイムをマーク。初重賞勝ちは目前だ。

10万馬力の末脚炸裂! アトム

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