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万全の仕上がりヴィルシ―ナ

秋の阪神はGⅠの前哨戦が目白押し。今週の日曜日には秋華賞トライアル、ローズSが行なわれる。
いきなり主役の登場だ。春二冠に輝いたジェンティドンナが史上4頭目の牝馬三冠を目指して、ここから始動する。オークスのあとはノーザンファームしがらきで充電。栗東トレセンに帰厩したのが8月1日だ。1週間後の8日に坂路58秒1の初時計をマーク。以後、1週1本の坂路追い切りを確実にこなしている。29日に53秒4をマークしたあと、石坂師が「ここまでは順調に来ていますよ」といったほど。圧倒的に強かった春の二冠。夏をうまくクリアできたとあれば三冠への視界も開けてくる。

ただし、

近年の春二冠馬には気になるデータがある。2003年のスティルインラブが5着、2010年のアパパネも4着と、後に三冠を達成した2頭がいずれも始動戦のローズSで連対を外しているのだ。そして、2頭に共通するのは22㌔増、24㌔増と大きく馬体を増やしている事実。本番を重視するあまり、仕上げにスキがあったのだろう。今年のジェンティルドンナも、最終追い切りまで状態チェックを怠れない。

本番へ弾みをつける戦いになりそうなのは春二冠で連続2着に終わったヴィルシーナのほうだ。友道師の声も弾む。「春より背丈が伸びたが、スカッとした馬体で太め感はないですよ。手のかからない馬で、カイバもよく食べるから調整も順調にこなせています」。

なるほど、8月16日の坂路57秒6の初時計のあと、1週2本の追い切りを消化。23日にはCWで83秒5、1週後の30日にも84秒0、上がり3F36秒8の速い時計が出た。それも併走でしっかり追えた点が魅力。二冠馬より仕上がりは進んでいると判断する。春の雪辱へ、まずトライアルで好結果を出しそうだ。

あとハナズゴールも怖い。夏場にひと叩きしたアドバンテージがあるし、その札幌記念は古馬相手にコンマ3秒差4着の健闘。すでに栗東に移動しトライアル戦へ向けても準備万端。春のチューリップ賞で見せた切れ味が脅威になる。

中山でも今週はGⅠの前哨戦、セントライト記念が行なわれる。こちらは菊花賞TRだ。注目はダービー2着のフェノーメノだが、馬券の狙い目はニューダイナスティ。7月新潟の佐渡特別で古馬相手に2馬身半差の楽勝。勝ちタイムは2分11秒0のレコード。同じ逃げ切りでも道中で折り合い、直線で引き離した点が春になかった成長。同距離の2200㍍で時計勝負の秋開催だから楽しみ。

万全の仕上がりヴィルシ―ナ

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