日刊大衆TOP 社会

小泉純一郎と進次郎親子の野望「自民党ブッ潰し」2年計画 vol.01

[週刊大衆02月17日号]

小泉純一郎・元首相の、かつての弟子・安倍晋三首相への攻撃が止まらない。

「都知事選真っ只中、小泉元首相は細川護熙(もりひろ)候補(元首相)の応援で選挙カーに仁王立ち、原発再稼働を進める安倍政権を真っ向から批判。【主役】の細川さんを完全に食っています」(全国紙政治部デスク)

久しぶりの絶叫小泉節に、集まった聴衆はヤンヤの大喝采となったのだが……。

「小泉さんが元気なぶん、細川さんが弱々しく見えたんでしょうか。小泉-細川元首相連合軍が当初描いた"脱原発で都知事"は、残念ながら一大ムーブメントとはならず、厳しい戦いを余儀なくされています」(同)

神通力にも陰りが見え、「この都知事選で小泉-細川連合軍が一敗地にまみれることになれば、小泉カリスマ伝説は一気に崩壊でしょう」(自民党中堅議員)

永田町はもとより、世上を熱狂させた小泉伝説にも、ついに終焉の時が――?

「ところが、どっこい」と言うのはベテランの政治記者だ。

「都知事選の結果がどうなろうと、小泉元首相にとっては想定内。彼にはもう一つの隠れた、より重要な狙いがあるんです」

"細川擁立"がうまくいけば、一気呵成に中央を狙い、そうでなくても、都知事選を布石に"次の一手"を考えているのだという。そして、そのカギとなるのが、「息子・進次郎氏の存在」(前同)。

小泉親子は、消費増税、アベノミクス失速、原発再稼働などで安倍政権が窮地に陥った場合を想定。

「そのとき、"先遣隊"として小泉元首相が掲げた脱原発の旗を、進次郎氏(内閣府・復興政務官)が再び掲げ、一気に天下取りに打って出るとの絵図です」(同)

小泉父子の密かなる野望――。その"カギ"を握るという進次郎氏だが、将来に向け、自民党内での地歩を順調に固めつつある。

「昨年夏の参院選での八面六臂の活躍は伝説になっています」(進次郎氏に近い自民党若手議員)

なんと、選挙期間中、公示日からわずか10日間で30道府県、70カ所以上を選挙応援で飛び回ったのだ。

「なかでも、選挙戦真っ最中の猛暑のある日。滋賀、岐阜、福井、山梨の4県を回ったあと、翌日には鳥取、島根で演説後、岩手までひとっ飛び。しかも、1日1カ所は必ず離島か過疎地。この超人的過密スケジュールには、永田町の誰もが目を見張りました」(前同)

これが自公の過半数獲得に繋がったのは、自民党内でも多くが認めるところ。

さらに進次郎氏は、この地方行脚で地方議員の心をガッチリ掴んだ。

純一郎氏は、「反主流派ながら地方票で総理・総裁に上りつめた経験を重視、息子にも地方を大事にせよと教えている」(前出・ベテラン政治記者)

先月19日に行われた自民党の党大会で総裁選での地方票の大幅増が了承され、その重要性は増している。

いまや、数多くのシンパを持つ自民党のプリンスとなった進次郎氏。"師匠"石破茂幹事長は「いつか首相にしたい」と公言するほど。

「このまま"いい子"にしていれば、重要ポストが転がり込んでくるはずです」(前出・自民党中堅議員)

ただ――。それでもなお、進次郎氏は安倍自民ベッタリにはならない。

表面上は「いま私は安倍政権の一員」との姿勢を崩していないが、その実、「小泉-細川連合軍の敵、自民党が推す舛添要一候補を、"自民党を除名された方を支援することは、私にはよくわからない""支援に大義なし"と選挙応援を公然と拒否しています」(前出・自民党若手議員)

さらに、安倍政権の原発再稼働方針にも、「この東日本大震災を歴史的に振り返ったとき、あれが日本が変わるきっかけだったなと、そう思われる道のりを歩むべきだと思っています」

言葉を選び、慎重にではあるが脱原発を強く匂わせ、純一郎氏を側面から応援。

「各種世論調査で原発再稼動反対が60%を超えています。世論を背に小泉旋風を起こした純一郎氏は、これを無視して大成はできないと助言しているでしょう」(ベテラン記者)

そして驚くべきか、進次郎氏は、「時至れば、父・純一郎氏の脱原発路線に乗り、安倍政権に反旗を翻すことも十分に考えられます」(進次郎氏が自民党青年局長時代からのシンパ議員)という。

なぜなら、進次郎氏の政治家としての原点が脱原発そのものだからだと、同議員は強調する。

「進次郎氏は大震災直後、被災地で燃料が足りないと知るや、即座にタンクローリーを自ら手配。燃料を満タンに詰め、被災地に向かいました。そこで彼は、被災地の方々の"これで生き延びられる"の声を聞き、"震災を政治家として迎え、人生観すべてを揺さぶられた"と語っています」(前同)

以後、毎月11日には青年局のメンバーを従えて被災地訪問を欠かさない。

「脱原発を声高に叫んだりはしませんが、被災地への思いは父・純一郎元首相に負けず劣らず強いものがあります」(政治評論家・浅川博忠氏)

02月11日公開のvol.02続く・・・。

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.