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先行力武器トウケイヘイロー

かつての函館記念は、「巴賞で好走した馬は買うな、凡走した馬を買え」が原則だった。
しかし現在では、巴賞組はその着順では評価しづらくなってきている。昔は「1800メートルと2000メートルの適性の違い」が重要な要因になっていて、それゆえ両レースで好走馬が入れ替わりやすかった。しかし現在は両レースが中1週になったため「好調さの維持」が重要になり、両者がないまぜになって「巴賞組はどれが来るかわからない」という状況になっている。

勝率や連対率ならば巴賞好走組が優位なのだが、函館記念では人気になっているぶん、回収率が伸びない。巴賞好走組は馬券に絡むと配当が伸びるが、以前より絡む頻度が落ちている。なんとも悩ましい。
そんな論議以前に、この原稿を書いている時点では巴賞組のうちどれが出走するかもはっきりしない。まずは前走重賞組を中心に検討するしかない。
GⅠからGⅢまですべての前走重賞組を一緒くたにして前走着順別成績を取ると、前走1~5着組は[4・0・2・12]で連対率22・2%。前走6~9着組は[0・1・0・9]で連対率10・0%。前走10着以下組は[0・1・3・22]で連対率3・8%となっている。前走6着以下の馬も2、3着はあるが、全体の複勝回収率も37%で特に複穴にはなっていない。函館記念はハンデ戦ということで、なにか波乱があるのではと期待したくなるが、ハンデ差による逆転は意外に起こらないということだ。
今回の想定馬では◎トウケイヘイローが唯一、前走重賞好走組と呼べる馬だ。
前走鳴尾記念出走時は距離が長いと思われ6番人気。武豊騎手とは急遽のコンビ結成だったが、終わってみれば見事な逃げ切りだった。
距離については中京記念でなくこちらを選んでくる以上、陣営も自信を持っているのだろうし、なにより逃げ先行脚質は函館では大きな武器。しかもハナを主張する馬がいるようなら番手に控えることも可能で、対応能力に幅がある。
○はレインボーダリア。先述したように本来なら前走重賞でいい着順を得ている馬がよいのだが、今回は該当馬がほとんどいない状況。例外を認めるならば、やはりGⅢ大敗馬よりGⅠ大敗馬のほうがマシだ。
ここ数戦はすっかり追い込み馬になっているが、本来は好位で競馬をしていた馬。当時のスタイルに戻せばチャンスはある。

先行力武器トウケイヘイロー

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