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アベノミクスとプロレスの不思議な関係!?

プチ鹿島の連載コラム 「すべてのニュースはプロレスである」

本日から「日刊大衆」で毎週コラムを書くことになりましたプチ鹿島です。グランドリニューアルに伴いお声をかけていただきました。光栄です。
 コラムの内容は簡単。世の中で起きていることを全部プロレスで説明したい。
 世の中にはいま「プロレス」が足りないと思う。半信半疑、行間を勝手に読む無駄な想像力。プロレスというフィルターを通すと人生は豊かになる。たぶん。初回の今回は、3月に実現したある対決を振り返ってみたい。そこにはふつうのニュースからはうかがえない「意味」が見え隠れしていた。

それは「アントニオ猪木VS安倍晋三」の対決だ。

 覚えている方も多いと思うが、3月12日午後、日本維新の会のアントニオ猪木参議院議員が、参議院予算委員会で安倍晋三首相に質問した。いきなり「元気ですかッ!」と大声を上げて猪木が注意されたと話題だったが、それより重大な発言があったのだ。安倍首相の「私も子供のころ、猪木さんがブルーノ・サンマルチノやハルク・ホーガンと対戦した時に手に汗握りテレビの前で熱中した」という発言だ。

 これで多くのプロレスファンはあれ?っとなった。

 というのは、サンマルチノと猪木は1968年にタッグで何回か対決しているが、これがいちばんの思い出なら、安倍首相はかなりのプロレスマニアということになるからだ。おそらくサンマルチノを「誰か」と間違えた可能性が高い。では誰なのか。ここで国会質問のシステムを思い起こしたい。相手方の質問に備え、官僚やブレーンが事前に知恵をつけている。
 ブレーンたちは安倍首相の猪木への「リップサービス」として、猪木の名勝負をいくつか資料としてピックアップしていたのではないか?

ここで先月のプロレス関連の話題を考えてみよう。何があったか?

 大きなニュースが「人間風車・ビル・ロビンソンさん死去」だった。一般紙でも大きく報じられた。猪木とロビンソンは一度だけシングルで戦っているが(1975年)、この試合をオールタイムのベストバウトにあげる人も多い。そこで安倍首相が語る猪木の名勝負の相手として「ビル・ロビンソン」の名前がピックアップされた。しかしうっかり手元の資料には「人間風車」ではなく「人間発電所」の異名を持つブルーノ・サンマルチノを載せてしまったのだ。つい、つい、「発電所」を。

 このことから、安倍首相とその周辺はいま原発再稼働で頭がいっぱいだということがあらためてわかった。

プロレスというフィルターを通したら今が見えてきた。

 猪木には相手のパワーを逆利用するという「風車の理論」がある。「風力発電ではダメですかッ!」と大声で叫ぶ猪木も見たかった。


プチ鹿島
PROFILE
1970年5月23日生まれ。お笑い芸人。オフィス北野所属。時事ネタを得意とする芸風で、新聞、雑誌などにコラムを多数寄稿。ラジオ番組「東京ポッド許可局」(TBSラジオ)、「荒川強啓のデイキャッチ」(TBSラジオ)、「キックス」(YBS山梨放送)ほか、TVや映画など多方面で活躍中。
ブログ:http://orenobaka.com/
ツイッター:@pkashima

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