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潜在患者数は300万人!無呼吸症候群の闇

[週刊大衆03月31日号]

今月3日、北陸道小矢部川SAで、夜行バスが駐車中の大型トラックに激突、バスの運転手(37)と男性乗客が死亡し、24人が怪我をする大惨事が起きた。
 

「バスは速度を落とさず、猛然と突っ込んだため、"テロか!?"と思うほどでしたが、事故原因は運転手の居眠り。運転手は、会社独自の簡易検査で睡眠時無呼吸症候群のC判定(要経過観察)でした」(社会部記者)
 

睡眠時に酸欠状態となり、眠りが浅くなるため、昼間の注意力が散漫になるほか、居眠りが多くなる同症候群。
 

『宮元通りクリニック』の渡會敏之院長によると、「いびきをかく中高年男性に多く、今回の事故を起こした運転手と同じC判定の患者はざらにいます」
 

実際、日本に同症候群の患者は約300万人ほどいると言われ、これまで、重大な事故も多発している。
 

「2009年の長崎遊漁船の岩場衝突事故(釣り客3人が死傷)、12年の関越道でのツアーバス事故(乗客45人が死傷)、首都高速湾岸線での衝突事故(6人が死傷)。これらはすべて、船長や運転手が無呼吸症だったことが判明しているんです」(前出・社会部記者)
 

さらに、「スリーマイル島原発事故やスペースシャトル・チャレンジャー爆発事故も、原因が無呼吸症候群と一部で指摘されるなど、世界的な問題なのです」(前同)
 

これほど怖い病気の治療法は「多くの時間と費用がかかるなど日本では障壁もある」(医療関係者)ためか、今回のバス運転手が「業務に支障なし」と診断されたように"野放し状態"。
 

悲惨な"不眠暴走"が止まる日は来るのだろうか……。

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