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しみじみ味わう「奇才タモリの名言」傑作選 vol.1

[週刊大衆03月31日号]

3月31日の放送で、いよいよ最終回を迎える『笑っていいとも!』(フジテレビ系)。

32年間、司会を務めたタモリ(68)は、『いいとも!』をはじめとするテレビ、ラジオや雑誌インタビューを通じて、多くの名言(迷言?)を遺してきた。
最も有名なのは
「やる気のある者は去れ!」と「仕事とセックスは家庭に持ち込まない」だろう。

"やる気のない奴"ではなく"やる気のある奴"こそ去れとは、いかにもタモリらしいが、3月末に『タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?』(イースト・プレス刊)を上梓するライターの戸部田誠氏は、次のように話す。
「"やる気のある者は暑苦しいから苦手"というだけではなく、タモリさんは"やる気のある人は中心しか見ない。でも、面白いものは、たいてい周辺から始まる。やる気のある人間はそのことに気がつかない"と言うわけです。タモリさんのお笑い観がよく表れている、深い言葉だと思いますね」

タモリ語録の魅力について、戸部田氏が続ける。
「あらゆるジャンルに一家言あるんじゃないかと思える豊富な知識を持ちながら、タモリさんは"人間にとって一番恥ずかしいことは立派になるということ""壊れた大人でいたい"と言っているように、偉そうに権威を振りかざすことが大嫌いなんです。タモリさんの話は説教臭くなく、経験や豊富な知識に裏打ちされた"重み"がある。と同時に、さりげないユーモアを含んだ"軽さ"がある。そこが、なんとも魅力的なんですよね」

タモリの名言を続けよう。
「節操なんてないほうがいいんですよ。節操を持ってると、心が自由にならないからね」

こちらはNHKの人気番組だった『ブラタモリ』での発言。
雑誌の取材に、
「人間、行き当たりばったりが一番です」と答えたこともあった。

四角四面にしゃちほこばるのではなく、何物にもとらわれない融通無碍の境地を目指せ、と諭しているかのようだ。

「タモリほど、肩の力の抜けている人はいませんね」と、TVタレント研究家の八木晶王氏が言う。
「車に喩えると、スピードの出る車なのに、絶対に飛ばさない。普通はスピードをどんどん上げて、こんなに速いぞ、と誇示したがるものですが、彼は周りがいくら飛ばしても、決して自分のペースを変えないんですよ。芸能界でそれができるのは、タモリだけ。人と同じことをやらない、人と競争しない。それを徹底することで、独自の地位を築くことに成功したんです」

芸能界入りが30歳過ぎと遅く、その前はサラリーマン生活も経験しているからこそ、
「平凡な毎日ですよ、ホント。オレはお笑いのサラリーマンのようなもの」という言葉も、すんなり出てくるのだろう。

「確かに、タモリは"毎週月~金の生放送のために32年間、新宿に通い続けたサラリーマン"のようなものかもしれません。彼の律儀な一面が出たのが『いいとも!』であるなら、マニアックな一面が出たのが、同じ82年に始まった『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)。その二面性は、まるでジキルとハイドのようです」(八木氏)

今の若い世代は、タモリといえば『いいとも!』だろうが、それ以前の彼は"密室芸"を得意とする、毒を持ったタレントだった。

タモリ・ウオッチャーとして"タモリ語録"を収集する、ライターのやきそばかおる氏は、「『いいとも!』のタモリさんは受けに回って、自分のことはあまり話しませんが、ラジオでは過激。かつて『オールナイトニッポン』や『タモリの週刊ダイナマイク』に出演していた頃は、毒のある危ない発言が多かったですね」

毒といえば、05年、フジテレビの梅津弥英子アナの結婚披露宴のスピーチで、
「結婚式なんてクソくらえでございます」と言ったのは、その最たるものだろう。

かつて女性誌『an・an』の"抱かれたくない男"アンケートで2年連続で2位になったときには、
「どっちみち嫌われるなら、うんと嫌われてみたいね」と、平然と言い放ったことも。

タモリの媚びない姿勢は、当時も今もまったく変わっていないのだ。

芸能人に対する毒舌もかなりのもので、
「森三中の村上は鼻クソがたまりそうな鼻をしてる」
「和田アキ子は料理がうまいんだ。手で炒めものをするんだよ」
など枚挙にいとまなし。ゴッド姐ちゃんに、こう言えるのは彼くらいだろう。

その一方では、熱烈なサユリストのタモリらしく、
「吉永小百合ちゃんのケツを噛んだっていう馬がいるんだけど、馬になりたいよね」
「小百合ちゃんと同じ年に生まれてよかった!」

早稲田大学では吉永小百合と同じ学部で、学食でニアミスしたこともあるタモリが、『いいとも!』の最終回に、吉永小百合を招くのでは? と言われているのもむべなるかな、である。

恋愛や女に関しては、
「恋愛というのは変態の第一歩」
「変態は人間しかいないんだよ。犬が雌犬を縛ったりなんかしますか?」

恋愛=変態というのがタモリの持論のようで、「生殖目的以外の感情が入ったセックスは、すべて変態なんだそうです」(前出・戸部田氏)

さらに、
「ケダモノ呼ばわりされて、足蹴にされて、それでもハイヒールにくらいついていくんだよ」と"体験的恋愛論"も。

また、タモリは完璧な美女より「惜しい」と思える女に色気を感じるそうで、
「女の二の腕がぷるっぷる震えてるところを眺めるのが好きなんだ」
「あそこの毛を剃ると、可愛く見えて"悪い奴じゃないな"って思う」

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