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「座りションが日本男児をダメにする」は本当か!?

[週刊大衆04月14日号]

「やっぱり、立ちションは譲れない男の文化だよ。野球でも、斎藤佑樹投手がマウンドでハンカチを取り出して汗を拭いた時にはビックリしたけど、今の子たちには女性用の油取り紙で汗を拭くのもいるんだ。これで立ちションまでやめたら、日本男児じゃなくなるよ」と、元プロ野球選手でタレントのパンチ佐藤さんが嘆くのも無理はない。

男性の女性化が叫ばれるわが国で、なんと洋式便器に腰を掛けたまま排尿する男性が急増しているというのだ。

「天正18(1590)年、豊臣秀吉は徳川家康を誘い、攻略中の小田原城に向かって並んで小便をしながら、城が落ちたら関東を任せる、と言いました――。俗に"関東の連れ小便"と言われる故事ですが、これは武勇を誇る戦国の英雄たちが立ち並んで用を足したから格好がつくわけで、座り小便では、なんとも様になりません。日本男児の権威が失墜するのは看過できませんな」と、本誌の取材に協力してくれた歴史作家は力説するが、一方で、その奥方にこの話をしてみたところ、「武将だか無精だか知らないけど、オシッコのしぶきで汚れたトイレを掃除するのがどんなに大変なのか、わかっているの?」と激怒。

図らずも本誌の取材で、家庭内騒動を巻き起こしてしまった。

結婚に関する著書も多い、「東京家族ラボ」主宰の池内ひろ美さんによると、「"男性が用を足す際のポタポタが臭いうえにシミになる"ということで夫婦喧嘩になるという相談をよく受けますね。座ってするか、掃除をするかを奥さんに迫られ、座るほうを選択するご主人が多いようです」という。

それではいったい、どれくらいの妻帯者が座り小便をしているのか。
トイレ製品の最大手、TOTO広報部に聞いてみた。

「2009年に、20~60代の男性500人にお聞きしたアンケートでは、自宅の洋式トイレで小用を足す際に、約30%の人が"座ってする"とお答えになりました。外出先では立って、帰宅してからは座って、という習慣の方が多いようです」

さらには、「これは5年前の調査ですので、現在では、"座る派"の方は半数近くなっていても不思議ではありません」と言うのだ。

そこで本誌は、都内に勤める妻帯者100人を対象に緊急アンケートを行ったところ、なんと72人のお父サンが、「自宅では、座って小便する」と答えた。

実に約7割。
今や座りションのほうが多数派なのだ。

中には、「35年ローンで、狭いながらもようやく一国一城の主となりました。せっかく築いたんだから、汚したくないと思って」(公務員= 32)と、自主的に座っている人もいたが、「酔って帰ったとき、床にあった雑誌に思わず水しぶきが掛かっちゃった。それ以来、わが家では立ち小便が禁止に」(運輸業= 36)

などなど、奥様に命じられて実行しているケースが多数を占める。

中には、こんな嘆きも。

「朝勃(だ)ちしているときに座りションするのは、かなり大変です。仕方なく、ここでは言えないような格好で用を足しているわけですが、この春から中学に上がる娘に見られたらどうしよう」(印刷会社勤務= 37)

一方の数少ない立ちション派の意見を、よくよく聞いてみると、中には、「座りションなんぞ男子のこけんに関わる!オレは絶対に立ってする!ま、女房が家にいるときは別だけど」(44=飲食店勤務)などという声もあり、はなはだ風向きが悪い状況。

前出のパンチさんも、「私も妻が里帰りしたときに自分でトイレ掃除をしたら、小便とはよく跳ねるもんだと気がつきました。便器のたまり水に向かってボコボコやると快感なんだけど、これが悪い。うちは娘もいるし、跳ねない所へチョロチョロと立ちションやってます。情けないんですけどねえ」と、先ほどとは一転、声を潜めて告白するくらいだ。

座り小便が大惨事を起こす!

和式便器が主流だった時代には、隣に男性用小便器を設置している家庭も少なくなかった。

このいわゆる"朝顔"があれば、男子の面目も保たれるだろうが、「男性用小便器のご注文は、今では皆無です。2系統の給排水設備がある住宅が少ないのが原因でしょう」(前出・TOTO広報部)と、日本の狭い住宅事情のせいで、すっかり締め出されてしまった格好だ。

かように旗色が悪い「立ちション派」だか、ここで心強い味方を。

ナグモクリニック総院長・南雲吉則医博によると、「男性は子どもの頃から、小便は立って、大便は座ってするようしつけられてきましたが、座ったまま小用を足すのを続ければ、肛門括約筋と尿道周りの筋肉が連動してしまうのを止められず、"小"のたびに"大"を漏らすリスクが高まるのです」

つまり、外出先で放尿しようとすると、気を抜いた拍子に、ウンチまで漏らすようになってしまう恐れがあるというわけだ。

そんな大惨事となれば、男子どころか、人間としてのプライドすら吹っ飛ぶことになる。

それを避ける手段は、普段から肛門括約筋をキッチリ締めることなんだとか。

座りション派の皆さん、普段からどうぞ訓練を。

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