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第2回 脳内で自動的に化学反応?アイディアが溢れ出す極意! もしかして自分って天才?てなことになる!

2014-04-16

天才CMプランナー グ スーヨンが教える「いいかげん学習法」


あれは何年前だったかな?なんでも遠慮無くすぐに忘れるから覚えてないけど、場所は、福岡のある専門学校。
ロクデナシのオレは無謀にも、ここの専門学校で映像志望の学生にグーゼミという授業を2ヶ月に一回くらいのペースでをやらせていただいている。
いつものようにデーハーな服装で校内をチンタラ歩いてた時、一見真面目清潔風、だけどホントは面倒臭がり屋なのがすっかりバレてる標準的な生徒が行く手を阻み、唐突に質問してきた。

「あの、グーさんが最近読んだ面白い本を教えてください」
「最近読んだ本ねぇ、あれこれ読んでるけど、そうだな、○○が面白かったなぁ、××さんが書いてて、こうこうこういう人がさぁ、かくかくしかじかなお話なんだけどね」
いつものようにテキトーに答えるオレ。

「へぇ? それはすごく面白そうですね」
あんまり面白くなさそうなリアクション。

「それと、最近何か面白い映画は見ましたか?」
「映画ねぇ、映画もいっぱい見てるけどねぇ、そうそう、ドイツだったかどこだったかヨーロッパのあっちの方の映画だったと思うんだけどね、○○なんとかってタイトルの、それはさぁ、あんまりネタバレしちゃイケナイけどさ、だいたいのストーリーね、××してる主人公が△△なんだけどね、○×しようとして途中×?△だったりしてね、ラストは○△&???ってな映画なのよ」
さらにテキトーに答えるオレ。

「それも観てみます!」
お礼も言わずに立ち去る生徒くん。

一ヶ月後、またその失礼な生徒がボクのところへやって来た。
「グーさんに教えてもらった本を読みました、読んだんですけど…」
「おお、そっかぁ、行動するのが早いねぇ、そりゃ感心感心実に感心」
「でもですね…なんというかグーさんの話してた内容と違うんですよ」
そりゃオレ様ですから、チョーいい加減なんだからしょうがないだろう。
「うそぉっ、マジでっ!!」
で、一応は驚いてみせたりする。
「少しは似てるところもあるんですけど、まるっきり違うというか…」
「うわぁ、そりゃ悪かった、ゴメンゴメン」
「それと、映画も観たんです」
「ああ、あれは絶対面白かったろ?」
「観たんですけど、それも、聞いてたお話とけっこう違うんです。
やっぱり少しは似てるところもあるけど、違うお話だったんです
「あっちゃー、ホントにゴメン、オレってさ、よくあるんだよね、そういうことがぁ、
マジで申し訳ない」
オレは、生徒に対してガセネタを掴ませてしまったことに、なんの罪悪感もなかったけど、とりあえず謝っといた。
「でもですね、実際の映画や本よりもグーさんが話してた話のほうが
断然面白いんですよね。

あれはグーさんのオリジナルの話なんじゃないですか?」

ズバリ!そうなんです!そういうことなんです!
自動的にアイディアが出てくるという、リアルな体験がこれなんです。
その生徒くんには、まったくなんの関係も無いんだけどね。

誰が書いたとか、誰が撮ったかなんてチョーいい加減、さらに内容さえもいい加減に詰め込んだ結果、何冊もの本や映画が勝手にオレの頭の中で合成され、自動的に化学反応?
を起こして、まったく新しいお話を作り上げてしまった訳です。


これぞ、いい加減な学習の極意なり!

まぁこうなるまでは、いい加減な訓練をいい加減にやっていかなければイケナイんだけど、なにしろいい加減だから継続することができる。
ロクデナシのオレが、ずっと続けられてるんだから、それは保証しますよ。
それじゃ毎週一本ずつ、ちょっとずつもったいぶりながら話していくとしましょうか。

グ スーヨン(具秀然 gu suyeon) プロフィール
1961年、山口県下関出身の在日韓国人二世。
CMディレクターとして多くの話題作を手掛け、注目を集める。
1994年にGOO TV COMPANY ltd.設立。その才能は多岐に渡り、作詞家としての活動をはじめ、2001年には初の小説「ハードロマンチッカー」を刊行。小説家としても高い評価を得る。
2002年に2冊目となる小説「偶然にも最悪な少年」刊行。
ACC最高賞、ロンドンクリエイティブアワード他、受賞多数


【CM作品】
・ケビン・コスナーのサントリーモルツ
・永瀬正敏の資生堂メンズスタイリングムース
・「脱いでもすごいんです」のTBC
・「パソコンできない人は亡びる」COMPAQ
・ジャン・レノのHONDAオルティア
・内藤剛士の「だって8時間だもん」SONYハンディカム
・ウルフルズの資生堂GERAIDOから堂本剛の資生堂GERAIDO
・鼻血を出した金城武のライフカード
・菅野美穂の「なにのもっかなぁ」サントリービタミンウォーター
・「ピンキリ」優香と加藤君のカーセンサー
・ひろみ郷の雪国まいたけ
・「あきらめましょう」を歌う華原朋美、伊藤蘭のポッカ
・金城武のLYCOS
・柳沢慎吾のピザーラ
・福山雅治のダイナブック
他、IBMのe-business、缶コーヒーのジョージア、ヤクルトジョア、ポラロイド、日本火災、DDIセルラー、うまかっちゃん、関西J-phone、九州J-phone、所ジョージのラビット、佐川急便、篠原凉子の「やばっグッときた」ORIXカード
など、お茶の間を騒然とさせる話題作多数。


【出演番組】
1995年:テレビ朝日の「えびす温泉」では、レギュラー審査員。
1998年:テレビ朝日ドキュメント「21世紀への伝言」で、現在活躍する在日韓国人クリエイターとして出演。
1999年:TBSの「情熱大陸」で、自身をドキュメントされた。
2010年:タクシーちゃんねる「グとハナはおともだち」
2013年:ベイFMレギュラー番組「接続したくない人たち」毎週月曜25時~


【手がけた作】
・内田有紀「baby's growing up」MTV
・槙原敬之「SPY」「どうしようもない僕に天使が降りてきた」MTV
・チャー「SMOKY」MTV
・ウルフルズ「まかせなさい」MTV
・内田有紀のアルバム「愛のバカ」「nakitakunalu」プロデュース
・ポッカのCMソング「あきらめましょう」や田原俊彦、林明日香、ラグフェアなどの作詞を手がける。

2001年3月:初の小説「ハード・ロマンチッカー」刊行
2002年6月:「偶然にも最悪な少年」刊行
2003年9月:初監督映画、「偶然にも最悪な少年」全国東映系ロードショー。主演 市原隼人、中島美嘉主演
2005年:韓国プチョン国際ファンタスティック映画祭に審査員として招かれる。
2007年5月:映画「プルコギ」全国公開。主演 松田龍平、山田優
2010年1月:テレビ東京「ジロチョー清水の次郎長維新伝」監督
2011年11月:映画「ハードロマンチッカー」全国公開。主演 松田翔太


【2015年公開予定のグスーヨン監督映画が現在企画進行中】
プルコギ 偶然にも最悪な少年 ハードロマンチッカー 偶然にも最悪な少年

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