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住んだらヤバい「危険エリア」番付 vol.03

[増刊大衆01月28日号]

13年を代表する凶悪な性犯罪を挙げるとすれば、元交際相手につきまとったうえに殺害した三鷹ストーカー殺人事件だろう。

この事件は凶悪犯罪に分類されるが、被害者のヌード写真や性行為の映像をインターネット上に流出させる「リベンジポルノ」を決行した点では、性犯罪の要素があったともいえよう。

この事件が起きたのは東京だが、認知件数、発生率ともに大阪が上回っていた。そればかりか、大阪は全国でも群を抜いている。

全体的には、3大都市圏が中心ではあるが、四国、九州も上位に。どちらかというと西日本に多い。

このような実情を、いったい、どのように解釈すればいいのだろうか。
「性犯罪は親告罪です。被害者の女性たちが、警察に届けなければ成立しません。この申告行為が、女性にとって気楽なはずはありません。つまり女性の側が、ある程度、精神的にタフでないと事件になりづらい犯罪なんです」(岡野氏)

最も認知件数の多い大阪をはじめとする西日本の女性は、気が強いとも解釈できるが、岡野氏は、性犯罪の程度にも注目するべきだという。
「罪状としては強姦や強制わいせつとなっている事件でも、実際にはナンパした男性が勢いで行為に及ぼうとしたところ、女性側が拒絶したり、逃げ出したりして、後日、その女性に男性が訴えられてしまうことなども多いようです」

実際、12月には東京・光が丘署の生活安全課長が、知人女性と酒を飲んで帰宅する途中に、無理やり抱きついてキスをする強制わいせつ事件が起きている。

加害者が警察官であったことでニュース化したが、このような男女の交際のもつれは、日常的に見られないものではない。つまり性犯罪は、加害者と被害者の関係性を個別のケースごとに見る必要があるのだ。
「大都市で性犯罪が多いのは、男女が出会う場所が多いこともあるでしょう。しかも、噂が広まることへの恐怖心が地方より少ないなど、大都市は人間関係が希薄なまま、社会が成立しているともいえます」(丸山氏)

つまり、明日は他人の顔をして暮らすことのできる環境なのだ。性犯罪を決して肯定するわけではないが、一夜限りの関係を求めたら思わぬ事件に発展したケースもあるだろう。

さらに丸山氏は、上位ランクの他県に目を向ければ、また別の発生原因があると指摘する。
「鉄道網が整備された都市で性犯罪の発生件数が多いのは、偶然とは言えないでしょう。"電車=性犯罪"というわけではありませんが、車が交通の主要な足となる地方都市に比べて、不特定多数の男女が一緒に移動することができる電車は、女性が狙われる可能性が高いのかもしれない。しかも飲酒した状態でも乗車可能となれば、犯罪発生率が高くなるというのも十分に想定できます」(前同)

このように、性犯罪の場合には、男女が関わりやすい環境を生み出す背景の有無が、発生件数に差をもたらしていると考えられる。

その点では、車社会の地方よりも、大都市のほうが危険度が高いといえるのだ。

02月06日公開のvol.04続く・・・。

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