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日テレビVSTBS「島田紳助が欲しい!」本気バトル

[週刊大衆05月05日号]

機が熟したのか、それとも時代が放っておかないのか。

「いまのテレビ界が一番欲しているのは、あの男なんでしょうね」と語るのは制作会社ディレクターだ。

今から2年8か月前、暴力団関係者との"黒い交際"を理由に、みずから芸能界を引退した島田紳助氏(58)に、ここにきてテレビ界からラブコールが送られているというのだ。

「すでに紳助さんと交流が深い日本テレビとTBSが、競うように"復帰計画"を裏で進めていると聞きます。自局での復帰を狙い、争奪戦の様相を呈しているそうですよ」(前同)

だが、ご存じのとおり、昨今のテレビ界はコンプライアンス(法令順守)を重要視し、黒い噂のある芸能人を排除する動きが強い。

紳助氏を起用することなど、火中のクリを拾うようなものだ。
なのに、なぜ!?

そこで本誌は、キー局同士の「紳助が欲しい」本気バトルを徹底取材。
そこから見えてきたのは、現在のテレビ局が抱える知られざる内情だった。

まず、お笑い評論家のラリー遠田氏がこう言う。
「今年に入り、急激にお笑い界の勢力図が変化しているんです。明石家さんま、ダウンタウンなど、ここ20年トップを張っていた大物芸人の勢いが衰え、代わりに有吉弘行、マツコ・デラックス、坂上忍、バナナマンなどがバラエティのMCを務めるようになった。いわば"世代交代"が一気に進んでいます」

実際、3月末には『笑っていいとも!』(フジテレビ系)が終了。
それに伴って、タモリも第一線から勇退した状態にある。

さらに昨年には"テレビ界の帝王"と呼ばれたみのもんたが次男の不祥事で失脚。
そして、今年初めには"浪速の視聴率男"こと、やしきたかじん氏が食道がんで亡くなった。

こうした時代の流れから見ると、今さら紳助氏が復帰しても出る幕などない……はずなのだが、「蓋を開けてみれば、世代交代の象徴であった『いいとも!』の後番組『バイキング』は、連日3%前後の低視聴率。また、紳助さんの司会時代は日曜の夜にダントツの視聴率を誇っていた『行列のできる法律相談所』(日テレ系)も、行列メンバーがMCを務めるようになってからは、数字がダウン。さんまさんが特別に司会を務めた先日(13日)の放送は高視聴率をたたきだしましたが、日テレ内で"このままではまずい……"という声が出るほどです」(前出・ディレクター)

また、世代交代が進んでいる一方で、今のMC芸人に物足りなさを感じるという意見もある。

「有吉さんが特にそうですが、ひな壇で活躍した芸人とあって、器用なんですよ。周囲に合わせてトークを回しつつ、自分のポジションも築ける。あらゆる場面においての対応力は抜群なんです。だが、紳助さんやさんまさんは自分一人で語り続けて、ゴールまで決められる芸人。ああいうエースストライカーのようなパワーやタフさを、新世代の芸人はまだ持ち合わせていないのです」(前出・ラリー氏)

とくに"話芸のスペシャリスト"と言われた紳助氏は、お笑いはもちろん、社会ニュースにも切り込める"力強さ"を持っていた。

こうした紳助氏ならではの魅力をテレビ局としては取り入れたいのだろう。

では、具体的な復帰計画とはどんなものだろう。
バラエティ番組構成作家は話す。
「まずはTBS。かつて紳助さんがMCを務めていた『オールスター感謝祭』は、紳助さん引退後、毎回、ビートたけしさんが乱入するのが常でした。ところが先の3月末の放送に、たけしさんが出演しなかった。TBSサイドがオファーをしなかったと聞いています。たけしさんと紳助さんは不仲がささやかれる関係。一度お願いしたたけしさんを切った……これはまさに紳助さん復帰への布石と言えます」

さらにTBSは、局の幹部クラスのプロデューサーが、いまも紳助氏と太いパイプを持っており、季節が変わるごとに"紳助詣(もうで)"をしているという話も聞こえてくる。

それに対して日テレも、仰天のプランを遂行しようとしているという。

「視聴率が下がりつつある『行列~』を思いきって打ち切り、最終回のスペシャル特番に、かつての司会者である紳助さんをゲストで招くというものです。CMスポンサーが嫌がるという紳助さんの出演ですが、最終回特番となれば、大義名分が立ち、スポンサーの説得も可能になるというわけです」(前出・構成作家)

実際、紳助氏復帰の大きなネックとなっていると言われるのが、このCM問題だ。
ゆえに、CMがあまりないインターネット番組やCSでの復帰説もたびたび浮上していたが、地上波で、となると話が変わってくる。

言い換えれば、それだけ日テレとTBSは現状に焦りを覚えているのだろう。

ちょくちょく東京に来ている

だが、それだけではない。
「ここにきてフジでの復帰も浮上してきました。フジはここ数年、視聴率の低迷が深刻で、ついに55歳以上の社員の給料を大幅カットするそうです。そんな苦しい台所事情だけに、一発逆転の"お化け番組"がとにかく欲しい。それには紳助さんという強い毒のある芸人が必要なんです」(前同)

かつて、常に視聴率20%超を獲得していた『クイズ!ヘキサゴンⅡ』の甘すぎる蜜を、もう一度味わいたいのだ。

「フジには紳助さんの盟友・さんまさんの『さんまのまんま』がある。
そこにゲスト出演させて、復帰の足がかりにするというのは十分にありますよね」(同)

むろん、たとえ紳助氏がテレビ界に戻ってきても、成功できる確証はない。
世間の目もあるが、「個人的な見解ですが、紳助さんの場合、"暴力団との交際"という、犯罪でもない曖昧な理由で引退しています。これが逆にネックになるのではと。禊(みそぎ)を済ませたとも明確には言えないので、本人も復帰しにくいのではないでしょうか……」(ラリー氏)

紳助氏自身はどう考えているのか?
彼の前所属先、吉本興業の関係者に話を聞くことができた。
「今もテレビ局の人が紳助さんと接触があるのは間違いありません。現在、紳助さんは基本的には大阪にいるんですが、ちょくちょく東京にも来ているそうです。まあ、東京で何をしているのかはわかりませんけどね……」
と言うように、東京での動きは気になるばかりだ。

何はともあれ、テレビ局サイドが紳助氏を欲しがっているのは事実。

『サンデープロジェクト』(テレビ朝日系)などで紳助氏と何度も共演しているジャーナリストの須田慎一郎氏はこう分析してくれた。

「たかじんさん、みのさんといった方々は、視聴者の気持ちをくみ取る能力が天下一品でした。紳助さんもそれを持っていた。天性の素質プラス長年の経験で完成された紳助さんの能力は、他の人にはないもの。だからこそテレビ局サイドからも、待望論が強く出るのだと思いますよ」

日テレ、TBS、そしてフジ。
いち早く"禁断の果実"に手を伸ばすのは、いったい、どの局なのか!?

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