日刊大衆TOP 社会

住んだらヤバい「危険エリア」番付 vol.02

[増刊大衆01月28日号]

窃盗事件として、13年に最も世間を賑わせたのは、タレント・みのもんたの次男で、元日本テレビ社員の御法川雄斗容疑者だろう。

大物タレントの息子による犯罪を、世間はセンセーショナルな事件として受けとめた。

窃盗事件が、これほど世間の注目を集めることは珍しい。というのも、刑法犯認知総数110万1498件の中でも、窃盗の認知件数は82万3838件と、全体の約8割を占めるほど多いからだ。
つまり窃盗は、犯罪として一番身近なものなのだ。

この窃盗件数の内訳について、前出の岡野氏は次のように指摘する。
「万引きや自転車窃盗が大半を占めるような窃盗事件の統計だけでは、単純に治安の悪さは測れません」

窃盗事件のうち、半数近くは自転車窃盗と万引きで占められている。確かに、これをもって治安が悪いとは断言しがたい。

では、住民の安全を脅かすような窃盗とは何か。それは「重要窃盗」である。
これには主に、侵入盗、自動車窃盗、ひったくり、スリといった窃盗犯罪が含まれている。どれも被害金額の大きなものである。

金額だけではない。重要窃盗は、凶悪犯罪に発展しかねない危険性をはらんでいるのだ。

前出・丸山氏は、次のように指摘する。
「自動車窃盗やスリは、個人の窃盗犯ではなくグループで動いたりします。そのため、窃盗現場に遭遇した場合、無関係の人間でも危害を加えられることもあるんです」

身近でありながら、遭遇したら甚大な被害を被ってしまう重要窃盗。
この発生率が最も高いのは、大都市ではなく、茨城県だった。

凶悪犯罪と比べてみると、重要窃盗の発生率の高い都道府県に大都市が少ないことに気がつくだろう。

実際、大都市のなかでは大阪が比較的高いものの、三重、山梨、岐阜といった、ほかの犯罪では上位に見られない県名が並んでいる。

こうした都道府県が上位に来る背景には、ある共通点が存在するという。
「茨城県内は、水戸や日立製作所のある久慈町といった経済的に潤沢なエリアが狙われています。しかも、これらの犯罪発生エリアは常磐自動車道沿いに集中しているんです。重要窃盗の場合は、集団による大規模なものが多い傾向があります。つまり、窃盗犯は県外から、わざわざ裕福なエリアを訪れてきている可能性が高いんです。必ずしも茨城県内の人間による犯行とは言い切れません」(丸山氏)

この窃盗犯の動きは「ヒットアンドアウェー型」と呼ばれる。愛知、三重、岐阜という隣接した地域が上位に集中しているのも、この犯行形態が要因となっているのだろうか。

しかも発生率の高い都道府県が、高速道路や新幹線などで結ばれているのも気になる。ある捜査関係者からは「交通網が充実した地域は、犯人の足取りを特定するのが難しい」という声も聞こえてくるほどだ。

窃盗が生活を脅かす犯罪であることは間違いない。
しかも、犯人が他県から流入してくる以上、最も危険なのは大都市部に隣接し、なおかつ交通の利便性が高い地帯といえるだろう。

02月05日公開のvol.03続く・・・。

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.