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永田町ギョーテン変人伝説「ここがヘンだよ」小泉純一郎 vol.02

[週刊大衆02月10日号]

これまで数々の【小泉本】を執筆してきた作家の大下英治氏は、こうした日本人政治家らしくない小泉氏の一面を、こう見ている。
「【入れ墨大臣】と言われた祖父・又次郎さん(とび職人から政界入り。かつて日本にあった郵便や通信を管轄する中央官庁の長・逓信大臣を務めた)の度胸のよさを受け継いでいますよね」

それは首相時代、いかんなく発揮された。
「いまイラクのどこが非戦闘地域で、どこが戦闘地域か、そんなの、私に聞かれたってわかるわけないじゃないですか」や、「人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろ」などの発言だ。

その場その場で言葉を変えての"変人啖呵"で相手の意表を突き、数々の政局を乗り切ってきたのだ。

その小泉氏のケンカ師ぶりが天下の大向こうを唸らせたのが、2005年の"郵政選挙"だった。前出・大下氏は当時を振り返る。
「郵政民営化法案で強行解散したら党が割れるのは必至だった。だから、森喜朗・元首相は小泉さんに"いま解散したら党が割れて新人議員はみんな落選して路頭に迷う。そんな非情なことせんでくれ"と言った。すると彼は、"俺が非情なのは森さんが一番知っているでしょう"と言い、さらに、"俺は、自分の葬式に誰も来てもらわなくていいんだよ"とドスの効いた声で言ったんです。そのひと言で、森さんは説得を断念したそうです」

郵政民営化に反対する議員を公認せず、刺客を送りまくった前代未聞の大勝負の結果は、小泉自民党の大勝利。"小泉劇場"、まさに小泉氏の独り舞台だった。

学生時代、姉・信子さんに勧められた井上靖著『風林火山』を読んで以来、歴史書を読み耽ったという小泉氏。
「戦国武将や幕末の志士に比べれば、政治の権力闘争など甘っちょろい」とばかりに、ケンカ伝説を作り続けてきた。

変人ぶりは政治だけではない。首相時代、経済界の要人との勉強会で、「この年になって夢精してしまいました。総理になってからずっと女断ちしていて、恋人はいつも右手です」と発言したとか、『冬のソナタ』で有名な女優のチェ・ジウが韓国の広報大使として首相官邸を訪れたときは、「日本の温泉が大好き」と言う彼女に対し、「いい温泉があるんだ。一緒に行かないか」と、やおら熱海の馴染み旅館の予約を取ろうとしたとの仰天秘話まである。

また、首相官邸でギリシャ首相夫妻と会談した際、小泉氏は、「ギリシャの男性は、フランスに次いで世界で2番目にセックスの回数が多いと報道がありました。ギリシャの女性は幸せですね」と放言し、ギリシャ首相夫人を困惑させたとか。

02月05日公開のvol.03続く・・・。

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