日刊大衆TOP 芸能

関東連合元リーダー石元太一氏激白「海老蔵事件報道のウソ」 vol.2

[週刊大衆09月03日号]

関東連合は石元氏を含めその場に5人しかいなかった。多勢に無勢ではあったが、彼は、全狂連の車の窓ガラスに金属バットをフルスイング。そのまま、敵の車の中に侵入して掴みかかった。まさにヤンキー漫画さながらの戦いだ。

だが、敵も負けていない。
〈態勢を立て直した20~30人の敵が、ゴルフのアイアンやバットなどを手にこちらへ突進してくるではないか。〉

アイアン&バット軍団に立ち向かう少数精鋭の関東連合……そのときだ。
〈オレが最前線で必死に戦っていると、背後から妙な音が聞こえるではないか。「キキキキーッ!ドーン!」(中略)まるで映画のワンシーンのように先輩の車のボンネットの上を人間がゴロゴロ転がっている。車を使って敵を次から次へと轢いて加勢してくれたのだ。〉

こんな壮絶なバトルが、深夜の都内で現実に繰り広げられていたのだから、やはり「関東連合」は恐ろしい。だが、そんな日々は最悪の結末を迎える。

それが「トーヨーボール事件」だ。2000年5月13日、大田区池上のボウリング場「トーヨーボール」で暴走族同士の乱闘が発生。この抗争で、一人の少年が亡くなった。このとき、首謀者として逮捕されたのが石元氏だった。

〈(バットで徹底的に殴られて)拉致された全狂連のメンバーは、後輩の車のなかでグーグーいびきをかいて寝ていた。意識を取り戻して情報を聞き出そうとしたものの、彼のいびきは止まらない。――まずいな……。病院の前に敵を放置してその場を立ち去った。〉

恐ろしいことにそれが彼らのいつもの方法だった。

石元氏が今回の自叙伝を"懺悔録"というのは、この事件のことだ。彼が沈痛の面持ちで、こう語る。
「あの事件のことを振り返るのが一番、苦しい作業でした。いまでも悔んでも悔みきれないし、被害者の遺族にいくら謝っても許されないと思っています。だけど、自分は一生、背負う罪と真摯に向き合いたい。負の過去を懺悔して、新たな一歩を踏み出したい」

事実、懺悔録を書き切った石元氏は、いま第二の人生を歩もうとしている。
「俺みたいな人間が偉そうなことはいえませんが……いまは若いヤツらを鍛えるため、格闘技ジムを経営しています。また、不良と、その親御さん向けのセミナーや講演会も開きたいですね。10代の不良たちを横道から救い出してあげることが、オレの宿命であり、使命だと思っています」

本物の不良が、すべてを晒して挑む"再出発"。その男魂に触れることで、我々も熱い何かを思い出すはずだ。

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.