日刊大衆TOP 社会

フィリピンに何故ニューハーフが多いのか?

フィリピンに何故ニューハーフが多いのか?

フィリピンは、タイと並んで世界の中でもニューハーフが特に多い国だ。しかし、フィリピンは長らくスペインの植民地で、カトリックを信仰する人々が大半を占める。

カトリックの教義では、セックスは子孫を残すためのものとされていて、同性愛はご法度。かつて、カトリック教徒であるコロンビア女性を世界に冠たるオカマの街、新宿二丁目に連れて行ったとき、面白がったものの「日本では何故オカマは警察に逮捕されないの?」と不思議がられた。そう、カトリック圏の大半の国では、かつて取り締まりの対象となっていたのだ。

そのカトリック圏のフィリピンで、なぜ大っぴらにニューハーフが闊歩しているのか。

日本在住のフィリピーナや、フィリピン在住の日本人たちに理由を尋ねたら、みんな一様に「いいかげんな国だから」という答えが返ってきた。

フィリピンでは「一番悪いのは警官、二番目が入管職員、三番目が弁護士」といわれるほど腐敗が蔓延した国。カトリック教会も例外ではなく、本来、妻帯してはいけない聖職者たちが愛人を何人も作っていたりとやりたい放題。教義自体は厳しくても、誰も守っちゃいないのだ。

だから、オカマを非難する資格のある聖職者など存在せず、小柄で美人率の高いニューハーフが大手を振って闊歩できるのだ。

SNSで知り合ったスペイン系美人ニューハーフに、「カトリックの教義に反しているだろ。神を捨てるべきだ」と言ったら、「あなたがそう言うのなら、あなたに従います」とあっさりカトリック信仰を捨てると言った。

やっぱり信仰自体もいい加減だった。


PROFILE
出町柳次
同志社大学文学部卒。文化史学専攻。テレビ情報誌記者、写真週刊誌記者を経て、日刊ゲンダイ等、新聞・雑誌にコラム等で発信中。特に在日外国人問題については、90年代から各メディアで硬軟両方の視点から発信。ここ十年はSNSを利用して世界の女性1万人以上とコンタクトして情報を収集し、生きた情報を発信することを心掛けている。

フィリピンに何故ニューハーフが多いのか?

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.