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ドライバーが知らない交通取締りヤバすぎる秘密110 vol.7

[週刊大衆11月25日号]

「警察は横暴すぎますよ。あんなことが許されていいのでしょうか!」
口角泡を飛ばして怒るのは、都内在住の飲食店経営者、A氏。

A氏が一時不停止で取調べを受けた際、提示を求められたため免許証を出すと、受け取った警察官が免許証を返さず、「サインを拒否すれば逮捕する」「裁判になって巨額の罰金が発生することになる」と脅してきたというのだ。
「一時停止線で停まるのは当たり前のことですけど、実際の運転の際は、停止線ピッタリよりも、少し過ぎて停まったほうが、安全確認をできることが多いじゃないですか。それでちょっと線をハミ出ただけで一時不停止とは……。納得できないので、サインを拒否していたら(冒頭のように)脅してきたんです」(前同)

その後、A氏は「とりあえず話はパトカーの中でお願いします」と警官に言われて乗り込んだのだが、それがよくなかった。
パトカー後部座席は内側からは開けられない構造になっており、「30分以上もネチネチと脅され、仕方なくサインした」(前出・A氏)

到底、警察のすることとは思えない所業だが、「こうした例では暴行を加えられることもありますので、警察官から"パトカーや交番に移動してください"とお願いされたときには注意したほうがいいですね」と警鐘を鳴らすのは、前出・寺澤氏だ。

また、今井氏も、「警察に裁判の権限はありません。そもそも検挙したドライバーを長時間、拘束することはひどい話です。以前、糖尿病を患う母親を乗せた女性がスピード違反で検挙され、"すぐに帰って母に何か食べさせなければ大事になる。帰ったらすぐに出頭するから"と訴えているのに、"サインしなきゃ帰さない"と拘束したことから、女性がキップを破ったことで裁判になったこともありました。警察は、そこまでしてでも、その場でサインを欲しがるんです」と言う。

さらには、「納得できないと言い争ううちに、警察官に触れた場合、公務執行妨害で逮捕することもあります。また、カッとなって作成中のキップを破れば公用文書毀棄で逮捕されます」(前同)

警察官がそこまでムキになる理由を寺澤氏がこう解説する。
「交通取締りの最大の目的はカネ集め。毎年、交通違反による反則金などの収入が先に予算計上され、それで信号やパーキングメーターなどの設置・管理をすることになっているんです。しかも、その業者には多くの警察官が天下りしているわけですから、目の色を変えるのも当然です」
1000億円とも言われるそのノルマが、"ワル警察官"を生む構造になっているという。

それは、昨年3月、大阪府警の交通課警官が飲酒検問でアルコールの数値を水増ししていて、虚偽有印公文書作成・同行使で逮捕された事件にも表れている。
「検出されるアルコール基準値(呼気1リットル中0・15ミリグラム以上)に達しなければ当然、酒気帯びには該当せず違反キップは切れない。そこで、この警官は検査するところを運転者には見せず、予め用意していた0・15ミリグラム以上の数値が印字された検査用紙と、こっそりすり替えていたんです」(前同)

誰でも手当り次第にというわけではなく、「ほんのわずかな数値を検出するなど、怪しい人に適用することで、運転者の負い目を利用した」(同)

このように、ワル警官の横暴ぶりは目に余るものがあるが、こうした場面に直面した場合は、まず、その場で徹底的に抗議することが大切だという。
「警官はカネが目当てなんですから、カネを取りにくい、あるいはカネ集めに効率の悪い相手だと見れば、"もう行っていい"となることがほとんどです」(同)

それでもダメなら、裁判で争うことも有効だそうだ。
「実は正式に裁判になったケースの9割近くで運転者側が勝っています。警察の言うことが、すべてではないということです」(同)

前出・鶴田氏も「警察の言うことに踊らされず、取調べなどでわからないことがあれば、ハッキリと、わからないと言う勇気が必要です」と心構えを話す。
ドライバーも取り締まる側も、ルールを熟知し、遵守することが大切だ。もちろん、お互いにその知識を"悪用"することなどあってはならない。これが安全・安心なカーライフの出発点だろう。

11月21日公開のvol.8に続く・・・。

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