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細川護熙元首相VS舛添要一元厚労相「原発都知事選」壮絶舞台裏 vol.03

[週刊大衆02月03日号]

細川・小泉連合の結成をいち早くスクープした政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は、こう分析する。
「巷間、小泉元首相決起の理由は諸説紛々。安倍首相に原発再稼働を翻意させるためだとか、息子・進次郎氏(現・復興大臣政務官)の将来を慮ってだとか。果ては、米国が日本に突きつけている電力自由化という規制緩和に向けて、その手先となって動いているなど、喧しいばかりです」

同氏は、そのどれも小泉決起の真相とはほど遠いと断言する。
というのも現在、小泉氏は"憲政の神様"尾崎行雄・衆院名誉議員(54年没)の「憲法のためとしあらば此堂を枕となして討死も好し」をもじって、「お国のためとしあらば……」を口癖にしているという。
「功成り名を遂げた小泉、細川の両氏は、もはやカネや権力欲には動かされないでしょう。国を憂える心境のみでの決起だと思います」(前同)

ただ、元首相コンビの高貴な理想はどうあれ、勝者がすべてを得て、敗者はすべてを失う選挙のこと。

永田町の魑魅魍魎たちが一気に群がり出したのも事実。
"春よ、もう一度"に燃える最大野党・民主党の節操のなさは、特に目に余る。

「細川、立つ!」の報に、前日まで「舛添氏は支援にふさわしい。選考基準をクリアしている。これから接触したい」(民主党都連会長・松原仁国対委員長)と明言していたのが、翌日には「細川氏を組織的勝手連で応援する」と一変。

「同党の菅直人・元首相は"(脱原発を訴える)宇都宮さん(健児・前日弁連会長)を応援したい"と言っていたのが、細川氏立候補が現実となるや、"(宇都宮氏は)社共の支持だけでは当選は難しい"と、翻意。さすが"変節菅"は健在です」(前出・自民党中堅議員)

さらに、「脱原発一本化のため、宇都宮氏は立候補を取りやめるべきだ」と、厚顔無恥にも"フィクサー"まで気取り始めたのだ。
「民主党の野田佳彦・前首相を筆頭とする日本新党(細川氏が93年結成)の残党たちも、にわかに鼻息が荒くなってきています。細川・小泉連合を利用、これと合流して自分たちの復権を図ろうとの動きがありあり」(前出・政治部記者)

小泉元首相の"忠臣"だった中川秀直・元官房長官(12年に衆院議員引退)も、かつての小泉チルドレンを従えて蠢き出したという。
「一説には、中川さんが細川・小泉連合の伝書鳩だったと言われています。彼は、いまだ政治家として成仏できず、小泉復権と同時に、あわよくばを狙っているようです」(政治部デスク)

"あの人はいま"状態から目覚めたのは、中川氏だけではない。
小沢一郎・生活の党代表も、今回の細川・小泉連合に"いっちょ噛み"しているようだ。
「今年に入って、小沢氏は細川氏と極秘に1回会い、詳細に戦略を練ったという情報もあります。ただし、自身が表立って支援に回ると"票が減る"と自覚。今回は、裏方に徹するようです」(前出・鈴木氏)

舛添・自公政権VS細川・小泉タッグに群がる野党連合。

こんな図式が見え見えなのが、今度の都知事選。
「安倍政権は中央で盤石ですが、地方での失地回復は道半ば。都知事選の勝敗は来年4月の統一地方選や、その翌年の衆参ダブル選挙への大事な試金石となる。さらには、原発政策というエネルギー戦略までが問われる。今回の都知事選は、安倍政権の命運を賭けた、一大"国政"選挙だと断言できますね」(自民党中堅議員) 

永田町をも巻き込んだ都知事選は、2月9日が投開票日。
東京都民ならずとも、その行方を十分注視したいところだ。

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