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NSC法案で再編加速!日本のスパイ機関1万5000人秘密戦士知られざる実力vol.02

[週刊大衆12月02日号]

警視庁公安部と並び、高い捜査能力を持つとされるのが「警察庁警備局」。
ここでも、日本国内に潜伏するスパイの摘発、テロの監視、過激派団体に関する膨大な情報を収集している。

なかでも、警察庁警備局の筆頭課・警備企画課に属する機関が日常茶飯とする"作業"は、007(ダブルオーセブン)を地で行くもの。
他の情報機関職員たちからも恐れられているとか。

『日本の公安警察』の著者であるジャーナリストの青木理(おさむ)氏が言う。
「"作業"に携わる機関は"サクラ"という隠語で呼ばれていました。警察庁の組織改編を受けて、現在は"チヨダ"と呼ばれています。"作業"とはつまり、協力者獲得に対する指示、管理。そして直轄部隊の指揮です。要は"S(スパイ=内通者)"の管理全般ですね」
彼らサクラの職員は、尾行や張り込み、協力者(S=スパイ)獲得の技術、さらには盗聴や盗撮、アジト潜入のためのピッキングといった非合法工作能力も叩き込まれているという。

ちなみに、サクラは警察庁舎が千代田区霞が関に移転した時点で"チヨダ"に変わり、現在は"ゼロ"と呼ばれることもあるとか。

ゼロは「公には存在しない」の意味だ。
組織名に同じく「公安」が冠されるのが、「公調」こと「公安調査庁」だ(法務省の外局)。
公調の職員は公安警察と異なり、逮捕権は与えられていない。
「彼らも公安警察同様、協力者を獲得し、これを通じて情報を入手する"ヒューミント"を得意としています」(黒鉦氏)

ヒューミントとは、情報収集手段のひとつで、監視対象団体の関係者を協力者に仕立て、内部情報をリークさせる手法。
ロシアや中国の工作員が美女を用いて行う「ハニートラップ」もヒューミントの一種だ。
「職員数は1500人程度。最近は、北朝鮮や国際テロ組織を対象とした捜査を行う調査第2部が花形です。ある日本人傭兵が、中東での軍事作戦を終えて帰国すると、どこで調べたのか、成田空港に公調職員が待ち構えていたといいます。現地ゲリラの情報提供をせがまれるんだそうです」(前同)

まさに人は城、人は石垣。
人的諜報ヒューミントこそ、"スパイの王道"なのだ。

一方、情報戦のもうひとつの主役は、軍所属の情報機関だ。米軍はもとより、ロシア、中国、北朝鮮軍も、軍直属の複数の情報機関を運用している。
もちろん、自衛隊にも情報機関は存在する。
「防衛省情報本部」がそれだ。情報本部(DIH)は、97年に米国防総省傘下の諜報機関である国防情報局(DIA)を参考に設立され、現在、6つの部と通信所を構え、2400人を超える人員を擁する。
「自衛隊の情報機関の中枢です。人員のほとんどは制服組(自衛官)で、シギント(電波情報収集)、イミント(画像情報収集)や、他の自衛隊の情報部隊からもたらされる情報の分析を行っています。米軍情報機関との情報交換も行っているはずです」(黒井氏)

自衛隊直轄だけあって、電波や無線情報の傍受を意味するシギントの能力は他の追随を許さないという。
さらに自衛隊は、07年に陸上自衛隊の中央即応集団隷下に「中央情報隊」を新設。
同隊は自衛隊の作戦遂行に当たり必要となる各種情報(地理情報、現地の治安情報など)の収集を担う。

12月02日公開のvol.02に続く・・・。

警視庁公安部と並び、高い捜査能力を持つとされるのが「警察庁警備局」。
ここでも、日本国内に潜伏するスパイの摘発、テロの監視、過激派団体に関する膨大な情報を収集している。

なかでも、警察庁警備局の筆頭課・警備企画課に属する機関が日常茶飯とする"作業"は、007(ダブルオーセブン)を地で行くもの。
他の情報機関職員たちからも恐れられているとか。

『日本の公安警察』の著者であるジャーナリストの青木理(おさむ)氏が言う。
「"作業"に携わる機関は"サクラ"という隠語で呼ばれていました。警察庁の組織改編を受けて、現在は"チヨダ"と呼ばれています。"作業"とはつまり、協力者獲得に対する指示、管理。そして直轄部隊の指揮です。要は"S(スパイ=内通者)"の管理全般ですね」
彼らサクラの職員は、尾行や張り込み、協力者(S=スパイ)獲得の技術、さらには盗聴や盗撮、アジト潜入のためのピッキングといった非合法工作能力も叩き込まれているという。

ちなみに、サクラは警察庁舎が千代田区霞が関に移転した時点で"チヨダ"に変わり、現在は"ゼロ"と呼ばれることもあるとか。

ゼロは「公には存在しない」の意味だ。
組織名に同じく「公安」が冠されるのが、「公調」こと「公安調査庁」だ(法務省の外局)。
公調の職員は公安警察と異なり、逮捕権は与えられていない。
「彼らも公安警察同様、協力者を獲得し、これを通じて情報を入手する"ヒューミント"を得意としています」(黒鉦氏)

ヒューミントとは、情報収集手段のひとつで、監視対象団体の関係者を協力者に仕立て、内部情報をリークさせる手法。
ロシアや中国の工作員が美女を用いて行う「ハニートラップ」もヒューミントの一種だ。
「職員数は1500人程度。最近は、北朝鮮や国際テロ組織を対象とした捜査を行う調査第2部が花形です。ある日本人傭兵が、中東での軍事作戦を終えて帰国すると、どこで調べたのか、成田空港に公調職員が待ち構えていたといいます。現地ゲリラの情報提供をせがまれるんだそうです」(前同)

まさに人は城、人は石垣。
人的諜報ヒューミントこそ、"スパイの王道"なのだ。

一方、情報戦のもうひとつの主役は、軍所属の情報機関だ。米軍はもとより、ロシア、中国、北朝鮮軍も、軍直属の複数の情報機関を運用している。
もちろん、自衛隊にも情報機関は存在する。
「防衛省情報本部」がそれだ。情報本部(DIH)は、97年に米国防総省傘下の諜報機関である国防情報局(DIA)を参考に設立され、現在、6つの部と通信所を構え、2400人を超える人員を擁する。
「自衛隊の情報機関の中枢です。人員のほとんどは制服組(自衛官)で、シギント(電波情報収集)、イミント(画像情報収集)や、他の自衛隊の情報部隊からもたらされる情報の分析を行っています。米軍情報機関との情報交換も行っているはずです」(黒井氏)

自衛隊直轄だけあって、電波や無線情報の傍受を意味するシギントの能力は他の追随を許さないという。
さらに自衛隊は、07年に陸上自衛隊の中央即応集団隷下に「中央情報隊」を新設。
同隊は自衛隊の作戦遂行に当たり必要となる各種情報(地理情報、現地の治安情報など)の収集を担う。

12月02日公開のvol.02に続く・・・。

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