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ブラジルW杯激闘シナリオ サッカー日本代表「ベスト4への軌跡」こうなる!

[週刊大衆06月02日号]

1か月後に迫ったブラジルワールドカップ(以下、W杯)に出場する日本代表メンバー
23人が、5月13日に発表された。

この4年間、ザックジャパンを支えた本田圭佑、香川真司、長友佑都らを順当に選出。
一方で、守備のスペシャリスト細貝萌(ほそがいはじめ)が外れ、しばらく招集されていなかった昨季のJリーグ得点王の大久保嘉人が選出される"サプライズ"もあった。

元日本代表のストライカーで、現在、サッカー解説者の福田正博氏は、選ばれた23人をこう解説する。
「この構成は、日本代表が積み上げてきた機動力や敏捷性を活かし、パスをつなぐ攻撃的なサッカーをするという、ザッケローニ監督の意思表示だと思います。本田、香川など、本来、MFとして登録すべき選手をわざわざFWとして発表することにも、攻撃へのメッセージが感じられます」

そんな、攻撃へ強い意識を持つ日の丸戦士が勝ち上がるには、まず予選グループでコートジボワール、ギリシャ、コロンビアとの熾烈なサバイバル戦に勝ち残らなければならない。

W杯は、出場する32チームが4チームずつA~Hの8つのグループに別れてリーグ戦を行い、それぞれ上位2チームが、決勝トーナメントに進んでいくという方式が採られるからだ。

前回大会までのデータによれば、グループリーグ初戦勝利チームの84・8%、引き分けチームの58・3%が決勝トーナメントに進出している。

逆に、初戦に破れた場合の突破率は、わずか8・7%。
何がなんでも初戦で勝利するしかない。その初戦の相手は、身体能力に優れた世界で活躍する選手が多いコートジボワール。

東京ヴェルディなどで活躍し、今はサッカー評論家を務める玉乃淳氏は、「最高ッスよ、最高!最高の組み合わせ!いや~、最高ですね!」と熱烈歓迎する。

「コートジボワールは優勝してもおかしくないほどの実力を持つチーム。でも、アフリカ勢は、W杯にお祭り気分で挑み、しっかりとした準備をしてこないことが多い。当然、相手DF陣は集中力がないですから、日本のストライカー柿谷なら、いくらでも裏を取れる。柿谷の得点で、日本が1-0で勝ちますよ!」(前同)

続く2戦目の相手はギリシャ。
各国の強弱を表す指標となっているFIFAランキングでは10位で、激戦の欧州予選を勝ち上がってきた強豪。
特に、その守備の鉄壁ぶりは世界中に知れ渡っている。

「ギリシャがガチガチに守ってくれば、簡単に裏は取れない。なので、柿谷ではなく大久保を使ってほしい。狭いスペースでも、しっかりとボールを収められるし、前に持っていける。柿谷が先発なら、大久保が途中交代で入ってズドン。はい、勝った!」(前出・玉乃氏)

2戦目まで連勝すれば、その時点で「勝ち点」は6。
グループリーグ通過がほぼ確定。

その状況で挑む3戦目のコロンビアはFIFAランキング5位で、優勝をも視野に入れる南米の強豪で、グループCの中では、頭一つ抜けた存在だ。

「この試合に勝たないとグループリーグを突破できない、という形にはしたくありません」(前出・福田氏)

しかし、「もし、日本の突破が3戦目にかかっていたとしても、コロンビアはすでに決勝トーナメント進出を決めているでしょうから、体力温存のために選手を落としてくる可能性が高いので、戦いやすい」(スポーツ紙記者)

そういった意味では、グループリーグの対戦順は、日本にとって願ったり叶ったりと言えるだろう。

とにもかくにも決勝トーナメントに進出した場合、ベスト8をかけて日本が対戦するのはグループDの1位あるいは2位チーム。
すなわち、イタリア、ウルグアイ、イングランドのいずれかのチームと予想される。


本田のFKで伊に完封勝利!

その中でも、可能性が高いのが、W杯決勝トーナメントの常連国イタリア。
伝統的に「カテナチオ」と呼ばれる鉄壁の守備を持ち味としているうえに、今回は司令塔ピルロやエース・バロテッリを中心とした破壊力をも持ち合わせる、かなりの難敵だ。

しかし、そんなイタリアを相手に、日本は昨年に行われたコンフェデレーションズカップで、3点をもぎとる大善戦を演じて世界を驚かせた。
結果的には負けてしまったが、W杯でイタリアと当たれば、コンフェデの雪辱を果たす絶好の機会ということになる。

「日本はイタリアに、ひいき目なしに勝てる可能性があります。イタリアは決勝トーナメントの初戦ということで、前半は間違いなくドン引きするので、日本は初っ端からガンガン攻めればいい。香川はキュンキュン、大久保はグングン。そんな日本に相手は次第に超イライラ。もともとキレやすいバロテッリあたりが、"なんで日本なんかに"とファールを連発。そこで、本田のFKがズドン!はい、勝った!」(玉乃氏)

ウルグアイが相手の場合は、少々やっかいだ。
サッ
カー評論家の後藤健生氏も、「日本は南米スタイルのチームに弱い。ヨーロッパ勢が相手よりも苦労すると思います」と警戒する。ウルグアイと言えば、同国のエースストライカーで前回のW杯得点王のフォルランが、今季からJリーグのC大阪に移籍してきたことで話題となったが、「前線にはスアレス、カバーニ、クリスチャン・ロドリゲス……強豪クラブの主力がズラリと並び、フォルランすらかすんで見えます。しかも守備の人材も豊富で、名前が出てこないほど。ひと言で言えば"FWの強いブラジル"」(玉乃氏)

そんなウルグアイと日本代表は、昨年8月に宮城スタジアムで対戦。
2-4で敗北を喫している。

「点差以上の完敗。相手選手には、そのときの印象が残っていて"日本だったら余裕~"って思ってそう。それが余計に相手を調子に乗らせます。想像しただけで、チョー怖い!」(前同)

できれば、ウルグアイとの対戦は避けたい。


超強豪国にも付け入る隙あり

なんとか欧州勢と対戦し、勝利すれば、ベスト8。

いよいよ、ベスト4をかけて、優勝候補と目されるチームと対戦することになる。
組み合わせからいけば、開催国でもあるサッカー王国・ブラジル、あるいは、連覇を狙う強豪国・スペインのいずれかと戦うことになるだろうか。

「正直、この2チームのいずれかと対戦することになったとすれば、それだけで、このW杯は日本にとって大成功です」(前出・後藤氏)

自国開催のブラジルは、ただでさえ強いチームなのに、今回は"ホームアドバンテージ"という力強い味方までがついている。「日本が勝つイメージが湧かない」(玉乃氏)というのが正直なところだろう。

しかし、"失うものがない"日本が、自国開催で強いプレッシャーにさらされるブラジルに全力で当たれば、予期せぬ"大物食い"も決して不可能ではない。

「サッカーという競技は1点がなかなか入りづらいスポーツだし、日本だって、五輪代表がブラジルやスペインを破ったことがある。よっぽどの幸運が重ならなければ難しいとは思いますが、勝つ可能性はゼロではありません」(福田氏)

一方のスペイン。連覇を狙う強豪だが、「前回ほどの圧倒的な強さはない」というのが後藤氏の見立て。
福田氏も、スペインの連覇は難しいと見ている。

「スペインの中核選手は同国のクラブチーム・バルセロナのメンバーなんですが、今年のバルセロナは今ひとつ調子が上がっていない。W杯までにコンディションをベストの状態へ仕上げることは、なかなか難しい」(福田氏)

つまり、日本の過去最高成績であるベスト4入りはスペイン戦にかかっている。

その運命の一戦を、玉乃氏に予想してもらった!
「日本は今までの攻撃サッカーを捨てて、ドン引きサッカーをしましょう。でもそうして攻めさせていても、トーレスダメー、セスクダメーで点数を取られない。そして、セットプレーのゴチャゴチャから長友が押し込んでラッキーゴールを奪う!その1点を守りきって、はい、勝った!」

続く試合は、決勝への進出がかかる準決勝戦。
その対戦国と結果は……、その答えは、来月の本番を待ちましょう!

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