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小泉進次郎と小渕優子「総理の器」徹底比較

[週刊大衆06月09日号]

6月22日に予定される通常国会閉会を前にして、永田町が大きく揺れ動いているという。

「今国会閉会後から秋の臨時国会召集までの間に、"内閣改造と党人事刷新を行う"と、安倍首相が周囲に漏らしたのが原因です。大臣待望組がうごめきだしたのは当然として、無能さゆえにクビを斬られることになりそうな閣僚の面々も、戦々恐々としていますね」(全国紙政治部記者)

この内閣改造でサプライズ人事が行われると、早くも囁(ささや)かれだしている。

「ここにきて、政治路線の違いが出てきた菅義偉官房長官から直接的な権限を削ぐべく、菅氏を幹事長職へ"放逐"。また、ポスト安倍の野心を隠さない石破茂幹事長を財務大臣に就任させて取り込み、力を削ぐといった大胆な手を打ってくるともっぱらです」(前同)

そんな中、安倍首相が"将来の自民党を背負って立つニューヒーローたち"を、どう処遇するかに注目が集まっている。

今や押しも押されもしない高い人気を誇る小泉進次郎・復興政務官(33=当選2回、神奈川11区=無派閥)と、将来は日本初の女性首相との呼び声も高い小渕優子・文部科学委員会委員長(40=当選5回、群馬5区=額賀派)の2人だ。

「首相は、進次郎氏を復興政務官から一気に格上げして復興大臣に起用し、東北復興支援の象徴にしたい意向だとか。また女性の積極的登用を内閣の重要課題に掲げる首相は、優子氏を官房長官か幹事長に大抜擢。改造人事最大のサプライズにしたい、という狙いがあるようです」(自民党中堅議員)

内閣改造が現実味を帯びてきて、注目を浴び始めている進次郎議員と優子議員。
この2人、浅からぬ因縁の持ち主とは永田町の多くが口にするところだ。

「1998年、自民党が参院選で大敗し、時の橋本龍太郎内閣が退陣に追い込まれました。その時、総裁選でポスト橋本の座を争ったのが、優子氏の父・小渕恵三氏と、進次郎氏の父・小泉純一郎氏です。そこに当時、自民党・影のドンといわれた梶山静六氏が参戦、三つ巴の勝負に。田中真紀子議員が三者を指して"凡人・軍人・変人"と揶揄したフレーズは、当時の流行語ともなりました」(ベテラン政治記者)

この勝負は小渕恵三氏が勝ちを収め、首相の座を獲得した。
一方、小泉純一郎氏は無念の最下位に終わっている。

「以後、小泉VS小渕の対立構図は、陰に陽に火花を散らしてきました。その両家の因縁が、16年の歳月を経た今、進次郎、優子両氏の人気急浮上で、またクローズアップされ始めたんです」(前同)

今や"将来の首相候補"と評されるまでになった2人。
両者の"首相としての器"を徹底比較していきたい。

まずは進次郎氏だ。
「曽祖父、祖父が大臣経験者で父は元首相という政界きってのサラブレッドです。2008年、父・純一郎氏が政界引退を表明した際に、進次郎氏を後継に指名しました」(自民党番記者)

09年、第45回衆院選に出馬し初当選。
それも、投票総数の過半数を獲得しての圧勝だった。

「当初は単なる客寄せパンダと見られていましたが、父親譲りの容貌と演説のうまさでメキメキと頭角を現してきました。11年には自民党総裁への登竜門である党青年局長に就任、名実ともに若手のトップにのし上がりましたね」(進次郎氏に近い自民党若手議員)

この進次郎氏を評して、党内では「10年後には、間違いなく首相になる逸材だ」との声が定着。

政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏も進次郎氏を高く評価する。
「現在、進次郎氏は東日本大震災の被災地復興に全精力を注いでいます。以前、彼は"政治の原点は、困った人にどう手を伸ばすかだ"と私に語ったことがありましたが、まさに、それを地で行く活躍ぶりです」

そんな進次郎氏と党内で人気を二分する勢いなのが小渕優子氏だ。
「00年、父・小渕恵三首相(当時)が脳梗塞で死去したことを受けて、同年6月の衆院選で弔い合戦に出馬、26歳の若さで初当選を果たしました。08年には、麻生内閣で男女共同参画・少子化対策相として初入閣。当時34歳9か月だった優子氏の入閣は戦後最年少となるものでした」(通信社記者)

典型的な二世議員としてスタートした優子氏の政治家人生だが、政治評論家の小林吉弥氏の評価は高い。

「最初はお飾り的な存在と見られていましたが、勉強熱心さが実を結び、今では"結果を出せる政治家"との評が高まっています。加えて、"人柄の小渕さん"と親しまれた父・恵三元首相と同様、人当たりが抜群にいい。また、永田町では珍しく出しゃばらない性格も、派閥領袖クラスや官僚たちから好評です」


進次郎氏が福島県知事選に!?

自民党若手の中には、近い将来、"姐さん"の優子首相と"弟"の進次郎幹事長コンビによる自民党黄金期の再到来を夢見る議員まで出ているとか。

しかし、両雄並び立たず、というのは世の常である。

「父・純一郎元首相と同じように、仮想敵を作って対立を演出していくのが進次郎氏のやり方。対して、父の人たらしDNAを受け継ぎ"和"を重んじるのが優子氏の政治手法です。この違いで、いつしか両者の関係が抜き差しならなくなるのではと危惧する声もあります」(前出・自民党中堅議員)

実際、2人の政治手法は水と油とも言え、交わることはないように見える。
「先の都知事選の際、進次郎氏は"自民党を批判して離党した舛添要一氏に正義はない"と、応援演説を拒否。たとえ党の利益になることでも己の政治理念に合わないことは絶対にしない。進次郎氏の政治姿勢は終始一貫していますね」(前出・自民党若手議員)

対して優子氏の政治手法を、前出の鈴木氏は父・恵三氏になぞらえて、「周囲との調和を重んじ、一歩一歩、着実に成果を上げていくタイプです。平時の政治では抜群の協調能力を発揮する政治家です」

我が道をいく進次郎氏に対して、優子氏の調和の取れた堅実性を評価するのだ。
前出の小林氏も、「優子氏は、政治家として修羅場を経験しておらず、未知数な部分もあります。とはいえ、これまでのように一つ一つ政治課題に取り組み実績を上げていけば、好かれる性格とも相まって、今後、相当な影響力を持つ政治家になるのは間違いありません」

今のところ、性格は違うものの、2人の評価は互角といったところだが、ここにきて進次郎氏に関する仰天情報が流れ始めた。

「11月に予定されている福島県知事選に、脱原発を唱える父・純一郎元首相と組んで立候補するのでは、ともっぱらなんです。福島県知事選といえば、日本中が原発継続か脱原発かで注目している首長選です。進次郎氏は福島で1期か2期、知事を務めて除染や廃炉、震災復興と現代日本が抱える難問を解決してから永田町に復帰するという驚きの情報です」(鈴木氏)

知事として福島復興で業績を上げれば、進次郎氏の政治家としての実績は盤石のものとなる。

「この勢いで10年後に首相の座を狙うこれが進次郎氏の天下獲りプランではないでしょうか」(前同)

この情報が現実のものとなれば、首相バトルは進次郎氏が一歩リードか!?

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