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連勝ストップでもやっぱり「神の子」田中将大「ダルもうらやむ強運伝説」

[週刊大衆06月09日号]

5月20日(現地時間)のカブス戦で、メジャー初黒星。日米通算のレギュラーシーズン連勝記録が、ついに34でストップしたヤンキースの田中将大(25)。

これで開幕からの連勝も6でストップしたが、負けてニュースになること自体、田中の凄(すご)さを物語っている。

「ニューヨークのメディアは彼を"BIGMAN"と呼び"この街でいちばんデカい奴"と絶賛したほど。1敗したくらいで評価がグラつくようなことはありませんよ。いまやヤンキースの勝利の神ですからね」(NY在住ジャーナリスト)

確かに、彼の登板日はヤンキース打線も絶好調。

その一方で、田中の兄貴分ともいわれるダルビッシュ有は、力投するも味方の援護に恵まれず。
昨年4月のアストロズ戦では、9回2死まで完全試合だったが、あと一歩で大記録を逃すなど、田中の強運を「オレにも少し分けてくれ」と言いたいのではなかろうか。

やはり田中は"何かを持っている"のか――。

振り返れば、プロ1年目の07年、当時の楽天・野村克也監督はシーズン当初から田中を先発で起用したが、3試合連続で打ち込まれ、途中降板。

だが、田中はノックアウトはされても、不思議に敗戦投手にならない。
そんな強運ぶりを、野村監督は、「マー君、神の子、不思議な子」と表現。
田中が持つ"極太の運勢"が注目されるきっかけになった。

だが、マー君の強運伝説は、実はプロ入りする前から始まっていたのだ。
兵庫県伊丹市出身の田中が地元のボーイズリーグで硬式野球を始めたのは中1のときだが、当時は無名の捕手だった。

「環境が気に入った」北海道の駒大苫小牧高に進んだ彼は、ここで強運ぶりを発揮する。
「田中が入学した年、駒大苫小牧は夏の甲子園で初優勝。幸運にも、彼は1年目から全国制覇を経験することができた。駒苫は田中が入学する2年前ほどから黄金期を迎えつつあったんです」(スポーツ紙記者)

駒大苫小牧高2年の夏、田中はエースとして、母校の夏の甲子園2連覇に貢献するが、彼も最初からエースだったわけではない。

「駒苫の香田監督(当時)がある日たまたま田中に遠投をさせたところ、ホームプレートから投げた球がセンターバックスクリーンまで届いたそうなんです。野球部員は全員、度肝を抜かれたそうですが、捕手としての起用も考えていた香田監督も、田中を投手一本でやらせる決意を固めたといいます」(民放スポーツ局ディレクター)

高3の夏は、斎藤佑樹を擁する早実に、夏の甲子園3連覇の夢を絶たれたが、ドラフト会議を経て、東北楽天に入団。

プロ入りして出会った最初の監督が野村監督、直近が星野仙一監督だったこともラッキーだった。

「野村監督にピッチングのイロハを叩き込まれた結果、入団直後は"三振が取れる投手になりたい"と言っていたマー君が、コントロール主体の打たせて取る投球術を身につけましたからね」(スポーツ紙デスク)


頑丈な肉体が強運を支える!

その積み重ねが、昨シーズンの開幕24連勝であり、「ギアチェンジ」と評された満塁時のピッチングだ。

昨年、田中は13回も満塁のピンチに立たされたが、点を取られたのは、わずかに1回。ここぞというときに投げるスプリットで三振と凡打の山を築いた。

「星野さんは、楽天監督就任時、親しい知人に"オレの在任中に田中はいなくなるだろうな"と漏らしています。彼のメジャー志向を早くから察知していたんでしょうね」(スポーツ紙ベテラン記者)

だからだろうか。
星野監督は昨シーズンも田中を無理使いはしていない。
「日本シリーズ最終戦で、前日160球投げた田中をクローザーに使ったのは例外中の例外。ペナントレースでもフル回転させたのは田中ではなく、若い則本でした」(前同)

野球評論家の江本孟紀氏は次のように言う。
「田中は強運の持ち主といわれるけど、運だけであそこまで活躍できるわけがない。やっぱり実力ですよ。それを支えているのが、あの頑丈な肉体。160球投げた翌日、平気で登板するなんて、ありえない。メジャーでも自分の投球さえしていれば勝てます!」

昨オフ、メジャーへの移籍を明言した田中だが、新ポスティング制度を巡る日米間の協議が紛糾し、一時は楽天残留が濃厚になった。

「急転直下、日米が合意した新ポスティング制度は限りなくFAに近いものでした。複数球団と自由に交渉が可能で、年俸も上限なしです」(スポーツ紙デスク)

「(大金を)もらいすぎ」
とダルビッシュには皮肉られたが、おかげで田中は、ヤンキースと7年総額1億5500万ドルの巨大契約を結ぶことができた。
これこそ、まさに彼の強運の賜物だろう。

また、昨年、ヤンキースのチーム防御率(3・94)がリーグ6位と低迷。
キャッシュマンGMが大型補強にゴーサインを出したことも、田中には幸いだった。

ブレーブスからFAで獲得した強打の捕手・マッキャンが、女房役を務めているのも幸運といえる。
「移籍1年目の選手は、いいところを見せようとハッスルしますからね。マッキャンは人柄がよく、人望もあるので頼りになると思いますよ」(現地特派員)

初黒星は喫したが、追い風が吹きまくる田中将大。
"強運伝説"は終わらない。

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