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「50歳からの後悔しないがん保険」最新完全ガイド vol.3

[週刊大衆11月4日号]

先進医療以外の有望な治療の中に「分子標的薬」というものがある。
「がん細胞は、増殖を命令する信号を受けて増殖します。分子標的薬はこの信号の経路を遮断し、細胞の増殖を止めることができる。抗がん剤の一種ですが、こうしたメカニズムなので、これまでと違って副作用がかなり少ないんです」(前出・牧氏)

しかし、非常に高額なのがネック。
米国の臨床治験で有効性が認められているが、保険適用外で1クール100万円近くかかる。「ですから、私は対象が特定されない、がんに罹ったことがわかった時点でもらえる診断給付金が手厚い保険を選ぶことをお勧めします」(吉川氏)

表で紹介した8つのがん保険の中で、最も診断時一時金が手厚いのが、「AIG富士生命」のがん診断給付金300万円タイプだ。これは、がんと診断された場合、主契約としての診断時一時金100万円プラス初回診断時特約として200万円の合計300万円が受け取れる。
「この保険の発売当初、AIG富士生命は上限を3000万円にしていたんですが、加入者が殺到。給付するケースも急増し、ごく短期間で上限を500万円、そして現在の300万円まで下げたんです」(吉川氏)

実は、給付対象に「がんもどき」などの良性腫瘍なども含まれていたため、保険会社の負担が急増し、金額が引き下げられたとも言われている。
AIG富士生命以外で「年齢50歳・月額保険料1万円以下」で診断時一時金300万円というプランは、チューリッヒ生命、東京海上日動あんしん生命の2社でも販売している。
「現状は300万円が上限ですが、本当に治療が必要な患者に対象を限定すれば、さらに高額な保障も可能だと思いますね」(前出・専門誌記者)

診断給付金が一度だけでなく、再発のたびに受け取れるという商品も多い。
通常は2年に一度だが、1年に一度受け取れるのがメットライフアリコだ。
「がんに罹ると体力の衰えなどからタクシーの利用回数が増えたり、介護用品やかつら、健康食品の購入など、本来、がん保険の対象にはならないコストがいろいろかかります。診断一時金は用途を問いませんから、そうした出費もカバーできます」(吉川氏)

保険期間が定期か終身かも、がん保険選びの一つのポイントだ。
「5年や10年間だけ保障する定期の場合、加入時点の月額保険料は抑えられますが、期限後に継続しようとした場合、再計算される保険料はハネ上ります。終身の場合、加入時の月額保険料から一生、変わりません」(前出・ファイナンシャルプランナー)

医療技術の進歩、生活スタイルの変化などの影響も受けて進化してきたがん保険。
吉川氏は、こう語る。
「医療保険にプラスして、がん保険を勧められるケースが多いですが、私は医療保険はいらないと思います。ほかの病気やケガは、ほとんど健康保険の範囲内で対処できますから、がん保険に加入し、その機会に医療保険を辞めるのも選択肢の一つだと思います」

健康はカネでは買えない、とはいうものの、転ばぬ先の杖も必要。
現代の病・がんに向き合って、一度、真剣に検討してみてはいかがだろうか。

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