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民主党幹部も呆れ果て嘆息する前原誠司「言うだけ野党再編」

[週刊大衆06月30日号]


「言うだけ番長」民主党の前原誠司・元代表が、物議をかもす激ヤバ発言!
6月7日、大阪のテレビ番組『ウェークアップ!ぷらす』(読売テレビ)に出演。

揺れる野党再編問題について、日本維新の会・橋下徹共同代表のグループとの将来的な合流の可能性を、
「100%です」
と、まさかの断言。

続く大阪市内の記者会見でも、
「野党をまとめていく取り組みで、海江田氏の努力が足りなかった」
と、おのがボス、海江田万里民主党代表を容赦なくメッタ斬り。

マスコミも
「前原さんは離党する気だ」
と色めき立った。

全国紙政治部デスクの解説を聞こう。
「昨今、大きな動きもなくおとなしかった前原さんですが、水面下では橋下氏と頻繁に面会していました。橋下=石原慎太郎両氏の"分党会談"の5日前、橋下氏と結いの党の江田憲司代表を京都の高級寿司店に招待し、"石原氏の自主憲法制定では、野党再編の間口が狭くなる"とアドバイス。分裂をけしかけています」

人知れず策を練っては、今一度、打って出る機会を探っていたというわけだ。

「維新の会との合流話では、かつての子飼いの細野豪志・前幹事長に先を越されていました。そのため、"俺のほうが本家だ"という焦りもあって、"100%合流"を言ったんです」(前同)

すわ、分裂!
前原氏の描く野党再編の青写真は?

「民主党内では、海江田代表の統率力のなさから、代表任期を1年前倒しして、今年の9月に代表選を実施する動きがあります。これに前原氏が立候補し、新代表になれば、丸ごと維新と合流するという作戦です」(ベテラン政治記者)

まずは、民主党を牛耳ること。

前原グループの一人が言う。
「前原G20人、野田G15人、細野G15人、長島G10人、それに無所属の若手がプラス。海江田代表には、旧社会党G15人、菅G10人、大畠G15人、旧民社系G15人がつきますが、2人の一騎討ちなら勝算アリ」


「ポスト海江田は岡田克也氏」

ところが、野田グループ幹部は、「それは皮算用に過ぎない」と嗤(わら)い、こう反論するのだ。

「確かに、誰も"海江田がいい"とは思っていないけど、"前原がいい"という人も、まあいない。党全体、各グループの話し合いでまとまるなら、ポスト海江田は岡田克也氏しかいません」

あれっ?
あれあれ?
代表の座は遠い!?

「そもそも、前原氏は今月初め、自分が座長の防衛研究会(13人)で、集団的自衛権を認める案を提出。安倍政権と対決する時期に、スリ寄った案を出せば、左派だけでなく党内の誰でもが反発することは自明です。そんな政治オンチに、代表選挙で投票するわけがないでしょう」(前同)
と、呆れ果てて嘆息。

そのうえ、
「拙速にすぎる」(同)
と言う。

今、民主党内には「果報は寝て待て」論が強くあるからだ。
前出のベテラン政治記者が言う。

「野党再編で頑張っても、衆参合わせて400人の安倍自民党に対抗できるはずがありません。しかし、次の衆院選の頃には安倍さんの人気も下降。前回の自民大勝の揺り戻しもあって、何もしなくとも民主の議席数は伸びる。今、野党再編にアタフタして浮き足立つより、寝ていたほうがいい、というものです」

なるほど。
しかし、これだけブチ上げたあとだ。
どうにもじれったい前原氏だが、手勢を連れて党を飛び出すケースもあるだろう。

「民主党の金庫には、ざっと120億円の政党助成金の使い残しがあります。これに、今年は66億円の助成金が加わる。不人気政党のわりに資金は潤沢なんです。しかし今、前原グループが党を割って飛び出せば、1円も手に入らない。先行き不明な金欠新党に、ついていくのは5人いるかどうか……微妙なところですね」(前出・政治部デスク)

票読みにせよ、カネにせよ、どうも数字が苦手のような前原氏。
政治オンチと言われる彼の「100%」を、どこまで信じていいものか。
見モノである。

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