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第13回 パンダを食べる!?日本人の想像を超えた中国食材の世界

2014-07-03

歌舞伎町案内人 李小牧が暴く!日本人は知らない「中国ニュースの裏側」

「中国人はパンダを食べる!」
こんな衝撃的なニュースがしばらく前、日本の某スポーツ紙に載ったことがある。"ある中国人ジャーナリスト"の証言として、
「パンダ肉の刺身は超高級食材」
「ヤミのマーケットでパンダ肉がキロ1000万円で取引されている」
と、パンダが今も中国では一部食用にされている、という怪しげな話を紹介しているのだが、彼によればパンダ肉は、
「マンボウやマグロの赤身のような感じ」
だという。

中国人、特に南方の広東人は、
「四つ足のものは机以外は何でも食べる」
といわれる。ただ、中国のヤミ世界に通じた私でも、パンダ肉を食べる、という話は聞いたことがない。そもそもパンダは世界各国がこぞって「貸し出し」を希望する人気動物。肉をキロ1000万円で売るより、年1億円近いレンタル料を取って何年も貸し出した方がずっと儲かる。

とはいえ、中国人が日本人の想像もつかないモノを食べるのも事実だ。

よく知られているのが、チベットに生息する「耗牛(ヤク)」。実はヤクも保護対象動物なのだが、その睾丸は実によく効く精力剤として中国人の間で評判になっている。

どこで手に入れたのか分からないが、これも希少動物のトラの骨を中国酒に漬け込んだ「虎骨酒」も人気だ。

珍味として有名なのが、サルの脳みそ。「猿脳(えんのう)」と呼ばれ、清朝時代の宮廷料理・満漢全席にも並んでいた食材だ。私も食べたことがあるが、味は意外に淡白で豆腐のような感じ。本当かどうか分からないが、
「食べると頭の回転が速くなる」
ともいわれている。同じように、中国人はブタの脳みそも好んで食べる。
「気持ち悪い!」
と思うかもしれないが、日本人が魚の精巣である白子を好んで食べるのと、実はそう変わらない。

日本人が精力剤としてよく知るスッポンは、中国では家庭料理でごく普通に出る食材の1つ。さすがに、サルやブタの脳みそは日本では食べられないが、スッポンスープは今も歌舞伎町案内人の有力な精力剤だ。領土問題で負けないためにも、日本人は中国人を見習って日頃からスッポンをどんどん食べたほうがいいかもしれない(笑)。


李 小牧(リー・シャム) プロフィール
1960年8月27日
中国湖南省長沙市生まれ
バレエダンサー、文芸新聞記者、貿易会社などを経て、留学生として来日。東京モード学園に入学する。ファッションを勉強する傍ら、新宿・歌舞伎町に魅了され、「歌舞伎町案内人」として活動。ベストセラーとなった『歌舞伎町案内人』(角川書店)などを上梓し、執筆や講演活動を展開している。マスコミ登場多数。

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