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第6回 波岡一喜 気になるあのひとのプライベート覗き見!『おとなの自由時間』

すべてにおいて後悔のない選択を積み重ねたい! いまは、大好きな仲間と立ち上げたユニット「乱」での舞台づくりを全力で楽しんでます!


宮川

映画にドラマに、CMにも幅広くご出演されている中、本当にお忙しい毎日かと思うのですが、波岡さんがいま一番ハマっているもの、夢中になっていることって何なのでしょう?

そうですね、いま一番楽しみにしているコトがあって、仕事の合間にそのための準備を着々と進めているところなんですが、僕、今年の年末に舞台をやるんです。 プライベートでの飲み友達であり、俳優仲間でもある4人で立ち上げたユニットの芝居です。その舞台に向けて仲間で準備してる時がまさに「おとなの自由時間」ってカンジなんですよ!

メンバーは僕と斎藤工、福士誠治、劇団SETの大竹浩一の4人で、4~5年くらい前から何か自分たちの手で芝居とかしたいよね、ってずっと話していて、ユニットをつくろう、ってことになったんです。すでに1回舞台も上演しましたし、震災の際には街頭募金活動などもしてるんですが、将来的には映画をつくったりしたいね、なんて話していて。ユニット名が「乱」っていうんですけど、乱れる、乱を起こす、とかの”乱”と、走るっていう意味の”RUN”を掛けてみんなで考えたんです。
普段はあんまり仕事の話で深く話し込んだり、ましてや芝居の話を延々と語る…みたいなことってないんですけど、このユニット名を決めた時は、みんなで渋谷の寿司屋でわいわいと寿司をつまみながら2時間くらい居座って考えました(笑)。

いろいろな含みのある面白いユニット名なんですね! このユニットでのお芝居でのそれぞれのメンバーの役割とか、どうやって決めてるんですか?

ホントにワイワイと楽しくいろんな意見を出し合う中で徐々に固めていく感じですね。

それに、今回の舞台では、それぞれの役者の持ち味を生かすというより、いい意味でお客さんを裏切っていきたいんです。じゃないとこのユニットの意味がないと思うし、ドラマとか映画で見て頂いてる姿とあまり変わらなくなっちゃう。自分たちの中に引き出しが全くないところを狙っていきたいんです。例えば、明らかにイケメンの工や誠治が笑いを取りに行く役だったり、3枚目的な大竹がカッコいい役を演じたり、普段悪人役の多い僕が真面目で家庭的なサラリーマンだったり。ちょうど持ち味の違う4人が集まってるので普段の仕事場でも役がカチ合うことってないから、そこからまたさらにそれぞれのイメージを裏切っていくのが面白いと思うんです。

もともとユニットで活動、っていうと、あるグループがあるとして、そこから各々が活動していってそれぞれの個性を磨いていく、っていうパターンが多いと思うんです。でも僕たちの場合は、それぞれがそれぞれの現場で自分の個性や才能を磨いていって、事務所も違えば活動の場も違う中で、たまたま出逢うことが出来て、仲のいい飲み友達になった、っていうところからスタートしてるんで、何かに縛られることなく本当に好きなことをやれる、という自由度はありますね。

ただねー…、公演期間が12/31から1/6っていう、お正月休みど真ん中のものすごい日程なんですよ。みんなの仕事のスケジュール的にそこしか空いてなかったもので(笑)。
場所も、思い入れのある下北沢の本多劇場でやらせてもらえることも決まって、ホント、いまからワクワクしてます!

テレビや映画では見られない4人の魅力がいっぱい詰まった舞台になりそうですね!
Youtubeでオンエアされ、話題となっていたショートムービー『週刊波岡一喜という男(週波)』でも、おひとりで演出・脚本・出演すべて手掛けられたとのことですが、こうしてお仕事以外でも常に俳優として何かを発信されていることで、なにかご自身の中で変化などはありますか?


そうですね、もともとそこにある枠組みの中ではなく、何もないところから1から10まで自分で作り上げてやっていく、っていう手づくり作業が楽しいんでしょうね。
自作自演ショートムービーの『週波』は全52回、去年1年間でやったんですが、やろうと思ったきっかけは、誰かが何かの役を持ってきてくれるのを待ってるだけじゃなく、自分で動きたかったから。自分は俳優です、っていって待ってるだけじゃなくて、自分から動いて何か生み出すことで、自分なりの変化や俳優としての成長があるんじゃないかと思ったんです。まあ、10回目くらいまではネタもバンバン出てきてたし、時間があるときは良かったんですけど、他番組のスケジュールが忙しくなってくると、なかなかきつかった部分はありますね。喫茶店でひとりで5時間くらい苦しんでたこともあります(笑)。でも、苦しかったぶん、撮る側の気持ちもわかったし、結果的にやってよかったと思ってます!

僕がいま一番に思ってることは「後悔したくない」っていう気持ちなんです。
自分はいま36歳なんですけど、最近同年代の友だちの中にも体調を崩す人も多くて、
「あー、もう若くはないんだな、いつ何が起こるかわからないな」、っていう気持ちが芽生えてきて。とにかくやりたいことをやって、会いたい人に会って、家族とともに過ごす時間も大切にしたい!っていう気持ちが強く出てきたんです。
そう思えてから仕事に対して感謝の気持ちを持つようになりましたね。20代の頃は突っ走るばっかりで、「かかってこいよ!」っていうスタンスで生きてたんですが(笑)、いまはそうじゃないだろう、もっと大切なものがある!という気持ちになりましたね。自分に残された時間には限りがある。
だから、“人から誘われたらなるべく断らない、やりたいと思ったことはとりあえずやる!”っていうことを大事にしてます。飲み仲間とのユニット立ち上げもそうですけど、今この瞬間「今から飲もうよ」って、その場に行って、そのときそこに参加することで何かが大きく動き出すこともあるじゃないですか。
まあ、夜中に「ラーメン食べたい!」って思っても、今までなら「イヤ、太るしやめよう!」と我慢していたものを、人生何が起きるかわからない、今食べたい気持ちを大切に、って思って暮らしてたら一気に5㎏太っちゃったんで、そういう仕事に支障をきたすようなことはやめよう!とは思ってるんですが(笑)。

そのとき参加した何かがきっかけで運命が大きく変わることってありますもんね。
波岡さんくらい多くの役柄を演じてこられると、俳優のお仕事をきっかけにした出会いや発見もたくさんあったんじゃないでしょうか?


それももちろんたくさんありますね。僕、つい先日まで消防士だったんです。まあ、消防士の役をしてた、ってことなんですけど。でも、役柄とはいえ、きちんと本当の消防士さんになるための訓練も受けて、現場では全てスタントなしで火の中に入りましたからね! もちろん、プロの方がすぐ近くに控えてくださって、何かが起きた場合は対処していただけるわけですが、ものすごい体験でしたね。
最近よく、役柄に入り込むあまり普段の生活も役に影響されるタイプの憑依型俳優といわれる方もいますが、僕は基本的にはそういったことは全くないんですよ。役柄では何回となく人を殺し、何十回と手錠かかったりもしましたが、それ憑依しちゃったらもう大変な極悪人ですからね(笑)。
でも、俳優の仕事って、そういう疑似体験の連続なんで、憑依しないまでもその役を演じているときはその職業の、その立場の人の気持ちになってしまったりするんです。警察学校の教官役の時は警察の前を通りかかると敬礼したくなってしまったり(笑)。実際敬礼したら、ちょうど警察官の方もドラマを見ていてくれてたらしく、敬礼し返してくれたときは嬉しかったですね!

あ、そういえば、たまたま仕事で体験したのをきっかけに、一生の趣味にしたいな、って思った出逢いもありました! ある特番の撮影で、片道で2泊3日もかかるようなインドネシアの秘境に行ったんですけど、そこでスキューバダイビングをしてジンベエザメと一緒に泳いだんです。酸素ボンベが持つ限り、30~40分潜ったんですけど、それがもう楽しくて! こういう、海の中深く潜る、とか現実離れした異空間に行くことで、日頃細かいことを色々と考えてしまいがちな自分の心も穏やかになっていくような気がしますね。
スキューバ、これからまた長く続ける趣味にしてみたいな、って思ってます。

その役柄の分だけ人生を生きられる疑似体験、人としての振り幅も広がりそうですよね。現在36歳とのことで、大人の俳優さんとして磨きがかかってくる年齢かと思いますが、今後やってみたい役ってありますか?

いま一番やりたい役は”お父さん”、父親役ですね。いろいろな役をやってきたつもりなんですが、今まできちんと父親役をいうものはやったことがなくて。若く見えちゃうからでしょうかね~、ヤクザの役でもやっぱりまだやっと幹部になれるくらい、組長役にはまだまだならないですから(笑)。
いい父親でも悪い父親でもいいんです。ちゃんと子供がいて、父親である!という役。 先ほども話に出ましたが、僕はいわゆる憑依型俳優ではないと思ってるんですが、父親役をやったときどうなるんだろう、というのは気になりますね。もし父親役を演じたら、実際の自分の子どもに対してのやりとりにその役柄での思いを重ね合わせて感情がいつも以上に入っちゃうのかな、とも思いますし。そういう自分の演技の変化もみてみたい。
もしかしたら、こうやって言い続けてたら案外、父親役くるかもしれないですね(笑)。
昔、役者になろうと思った時も「俺、夢があんねん。東京に行って俳優になる!」この言葉をずっと言い続けてましたから。「東京に行って俳優になる」「東京に行って俳優になる」。
言うことによってどんどん自分を追い詰めていって、もうそれしかない状態にしていった。
言霊の力とか、いい続ければ叶う、ともいいますし。
一番いいのは、悪そうに見えていい父親っていうのがいいですね。演じてみたいです。

ブログを拝見すると実生活ではとても優しくていいお父さんなんだろうなーっていうのが伝わってきます。波岡さんの”父親”役、楽しみにしてますね!

~日刊大衆取材班より~
ここでは書ききれないくらい様々な作品に様々な役で出演し続けている波岡さん。不良役やヤクザ役でみせる眼光鋭いイメージが強かっただけに、お会いした時の爽やかなスマイルが一際印象的でした。特に、ご家族で過ごす時間を大切にしたい、と話す穏やかな表情は、プライベートでのイクメンっぷりが伝わってくる良きお父さんの表情! 自由時間もクリエイティブな発想で”俳優”を楽しんでいる波岡さん、これからさらに年齢を重ね、いろいろな表情の役柄を演じられるのを拝見するのがとても楽しみです☆


波岡 一喜(なみおか かずき)PROFILE
1978年8月2日大阪府生まれ。178㎝・62㎏。えりオフィス所属。 早稲田大学政治経済学部卒業。在学中から舞台活動を開始し、2005年『パッチギ!』で映画デビュー以降、数々の映画やドラマで活躍。不良役のイメージが強いが、クールでシリアスなダークヒーローから、コミカルなホスト、ゲイ、不器用なやさしさを示す好青年など、幅広い演技で人気俳優となる。
主な出演作は、映画『HERO』『クローズZERO』『十三人の刺客』『SPACE BATTLESHIP YAMATO』『図書館戦争』『探偵はBARにいる』
ドラマ『ライオン丸G』『遺留捜査』『陽はまた昇る』『平清盛』『ごちそうさん』『仮面ライダー鎧武』など。
10月には消防士役を演じたNHK土曜ドラマ『ボーダーライン』の放送もひかえている。
また、Vシネマなどにも出演作多数。近年はバラエティ番組にも活躍の幅を広げている。 プライベートでは2006年に結婚し、現在2児の父親。

波岡一喜ブログ:http://ameblo.jp/namioka-kazuki/

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