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第8湯 最終回「銭湯で洞窟風呂が楽しめる」 新生湯@旗の台・品川区

2014-07-21

極楽銭湯百景

盛りだくさんなお風呂!!! まるで近郊のスーパー銭湯に来たようなワクワク&満足感を町の銭湯で味わえちゃう!! こちらのキャッチフレーズは"おもしろ発想・達人銭湯"。恐らく銭湯ではここにしかない洞窟風呂、楽しいんだなコレが!! 14種類・18個の浴槽、立派な露天風呂、歩行湯、人工炭酸泉、ウッドデッキ等々、コストパフォーマンス超高し!!

日々の銭湯での入浴は健康維持に繋がる、というのは僕も唱いたいことではありますが、東京都がやっている健康増進法の「銭湯(公衆浴場)を町の健康増進拠点に活用」という事業の、こちら第1号店。 エンターテインメントと健康という、お風呂の2大テーマがギュッと詰まった場所なのです。

東急大井町線・荏原町駅より徒歩5分、同じく旗の台駅からも5分のほぼ中間。僕はいつも荏原町商店街から路地を曲がり、気になる焼肉屋というか韓国料理屋を横目にしつつ訪れます。昭和27年に建てられた昔ながらの関東型宮作りを母体にフロント形式に改装、メンテナンスしつつ他の設備もどんどん増設していったという感じ。いつ来ても前に自転車が沢山止まっています。車の駐車場も近くに4台分があるらしい。

玄関からスロープが付いていて、バリアフリー。"ご自由にお使いください"というおしぼりのような雑巾が積んであって、そんな心遣いも嬉しい。自販機で入浴券を買いフロントへ。増設した休息所はやや狭く、TVモニタを囲んでソファー2つ、イス3つの計5人分。テーブルには新聞2紙。ガラスケースに飲料水いろいろ、ビールは2種、キリン一番搾りとアサヒスーパードライ各250円。昔ながらのビー玉が入った懐かしいラムネ100円。牛乳、フルーツ牛乳、コーヒー牛乳各110円。

露天風呂のある"大地の湯"と洞窟風呂のある"太陽の湯"は週ごとに男女入替え。HPでチェックできます。僕は別々の日に両方とも入ってマス。脱衣所へすすむと、見事な格子の天井~、古きよき部分もちゃんと残してあります。TVモニタ、水飲み器。ドライヤー2つ、足裏マッサージ機、無料。マッサージチェア-、10分100円。自販機の飲料水&ビ-ルはロビーと同じ値段。

浴室へ。左の"大地の湯"はペンキ絵が鳳凰? 孔雀? フェニックス? の大きな絵。タッチは素人っぽいけど、大胆です。沢山の浴槽があるせいか、洗い場の数は少なめ。お客さんでほぼ埋まりそうな中をなんとか確保しました。カランのシャワーは全てハンドシャワー、こちらは総て地下の井戸水使用。浴室の中心の大黒柱がまん中で見事にまっ二つに割れているのは年期を感じるけれども、水回りはラブリーな色使いのタイルで、新しくて奇麗。

奥から、薬湯浴槽内にでんき風呂。メインの浴槽には押しボタン式の座風呂、フットマッサージ風呂、ボディリフレッシュ風呂。そして高濃度炭酸泉の浴槽、温度は37.3でピンクヒマラヤ岩塩が含まれているのだそうな。一番手前は扇形の水風呂、井戸水そのままで20度とあまり冷たくないけど、これはこれでヨシ。岩塩サウナ。

外には広めの露天風呂!! 浅深の二段になってて、しっかり浸かるもよし半身浴もよし。よく温まったら隣の涼めるウッドデッキへ階段であがる。細長く、あるのはイス2つとベンチ1つだけど、もし誰も居なかったらベンチに寝転がって涼むとサイコ~、他の人が来たら譲りましょ。

ラジカル


さて左、"太陽の湯"のほう。ペンキ絵は貴重な故・早川利光氏の富士山。"音止めの滝"と記され、手前に滝3本と湖がある絵柄です。“大地の湯“とはだいぶ違うレイアウトと内容は、奥の主浴槽に子どもも安心な浅風呂、美容によさそうな押しボタン式のボディアップマッサージ風呂、ヒップアップエステ風呂。そしてこちらにも人工炭酸泉の浴槽。それから珍しい歩行浴槽、ぐるぐると歩いて回れます。一応プールってことで温度は低め。ボタンを押すと流れが発生し、身体に負荷がかかって運動になるワケなんですけれど、流れのほうに押されて逆走してしまうダメな僕。同じく水風呂、岩塩サウナ。

さあ、またまた外。まあまあの大きさの露天岩風呂には底からのバブルと、でんき風呂あり。ここにゆっくりと浸かるのもいいけど、あれれ? お湯続きで奥に通じる入り口のようなものが……こ、これが洞窟風呂かあ!!! 半密室で暗く、母親の体内に還ったような、なんともいえない癒され感。知る人ぞ知る秘湯に来た感じ!! サウナの効果があって、あぁずっとここに居たい^^

黄泉の国から戻ったら、湯上がりのビ~ル!! 帰り際には、アメも1コもらえます^^ 盛り沢山なので1度では味わいきれない、バラエティ豊かな達人銭湯です。そういうワケで、初夏の8週に渡りましてお付き合いいただきましたが、この連載は一旦終了です。まだまだ無限に!? ご紹介したい銭湯はございます。また次の機会にお会いしましょう!!! もしかしたら、バッタリどこかの湯舟で!?

新生湯

東京都品川区旗の台4-5-18
03-3781-3476
営業時間=火~金15:30~24:30 土15:00~24:30 日11:00~24:00 祝祭13:00~24:00
定休日=月曜日
オフィシャルサイト=http://www.shinseiyu.jp/


ラジカル鈴木・イラストレーター
独特のタッチで書籍、雑誌、広告などあらゆるメディアにて活躍する。いっぽう、15年以上もほぼ毎日銭湯に通い続け、つかったお風呂は300湯以上。その経験を生かし、独自の楽しみ方や健康的入浴法のレクチャーなどを展開、銭湯愛好家として登場した媒体は、1010、Tarzan、日刊ゲンダイ、またラジオ出演等
ラジカル鈴木オフィシャルサイト=http://www.radicalsuzuki.jp/

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