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第14回 日本の映画館のスクリーンに1番多く映り続ける謎の人物の正体とは?!-ダンスパフォーマー、o-kiさん

2014-07-18

100年先まで残したい「超・人間カタログ」東京レジェンドNAVI


どんな有名な俳優さんより、恐らく日本の映画館のスクリーンに1番多く映り続けている人がいます。
その名は、o-ki(オーキ)さん!
実は、o-kiさん、何を隠そう”映画泥棒”でお馴染みの話題のパフォーマーなのです。
映画を無断で盗撮したりする行為は法律で罰せられる。それを注意勧告するキャラクターが、被り物姿で面白い動きをして個性を放つ、それが、”映画泥棒”。

「映画がはじまる前にいつも出てくる”映画泥棒”がo-kiさんだったとはビックリしました」
「7年位前から”映画泥棒”をやってますが、2年前にはじめて世間に顔出ししたんですよ。」

o-kiさんは、奈良県出身のパフォーマーで、約30年以上、東京に住んでいて、ダンサーや俳優の仕事を精力的に行いつつ、日本ヒップホップダンス協会の副理事長も勤めています。

「本当は、”映画泥棒”って、映画館に来ない人にたくさん見て欲しかったんですよね。だって、当然ですが映画館に行く人しか僕のことは知らないし見ないわけだから(笑)。でも、それ以外の人たちにもたくさん普及したい内容だしね。」
「確かにそうかも知れませんね。僕も映画館で拝見しましたよ(笑)」

o-kiさんご自身も映画が大好きなんだそうで、最近の若い人たちの映画離れや、映画文化が衰退していく有り様を見ていると、とても淋しい気持ちになる、とも話してくれました。

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「早速ですが、o-kiさんが考える東京の魅力ってなんですか?」
「そうですね~。やはり、”雑多”な街であるところだと思いますね。」
「例えば、どんなところに”雑多”さを感じますか?」
「仕事そのものが”雑多”で成り立ってると思うんですよね(笑)。実は、僕は昔カメラマンをやってたんですよ。」
「へぇ~そうなんですか? 意外です(笑)」
「最初は、俳優に憧れて、高校を卒業してから、まずはモデルになろうと思って活動してたんです。」
「長身でイケメンですもんね」
「いえいえ。でも、最初のうちは、売れないじゃないですか? 良い仕事にも巡り合えなかったり……。オーディションをうけても、なかなかアピール出来なかったりね。ただ、やっていくうちに、売れる子にはそれなりの<準備>があるって言うことに気づいたんですよ」
「準備?」
「はい。モデルの場合は、腕利きの写真家にコンポジット、ブックを作ってもらうんですね。それが良ければ良いほど、オーディションでそれを見せることが出来るし、自分をアピール出来る機会が増えるからね。」
「なるほど……!」
「自分でもモデルをしながらそんなふうに考えるうちに、モデル仲間をカメラで撮ってあげたいと思うようになりました。それがきっかけでカメラの勉強を始めて、その後はスタジオに飛び込んで、写真家のアシスタントをしました。でも、独学でしかカメラの勉強をしてない僕にとっては、次々と写真家から要求されることにうまく対応するのはとても難しいことだったんです。」

「写真家さんには、そういう時、怒られましたか?」
「それが、怒られなかったんですね。」
「へぇ~!? 写真家さんは厳しい方が多いイメージだったので意外です。」
「僕、写真家に『カメラの勉強をしたくてスタジオに飛び込みで来ました。』って正直に言ったんです。そしたら、全部、カメラのことを写真家が1から教えてくれたんですよ。」
「それは凄いですね」
「根性がある奴だと思ってくれたのかも知れないね。その写真家も、地方から出てきて、東京で揉まれた人だったと思うんですよね。だから、わからない僕に1から教えてくれたんだと思います。」

そうやって裏方から入ったことで、事前の準備がいかに大切で、それが本番にどう影響するか、若い時から理解することが出来た、とo-kiさんは話してくれました。

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「東京って、仕事も雑多だし、会社も雑多だと思ってるんですよね。でも、雑多だからこそ、チャンスが掴める街だとも思うしね。」
「o-kiさんの将来の夢はなんですか?」
「今、子供たちにダンスを教えてるんです。日本ヒップホップダンス協会を15年やってますが、コミュニケーションと健康のために、そして、日本とアジアをダンスで結びたいと思ってるんです。僕にとって、ダンスは、生理現象と同じで(笑)、特別なことではないからね。」
「そう言えば、藤田富くんや引地敬澄くん、マルコスくんのユニット<collection>の歌の振り付けをo-kiさんに以前頼んだ時、ダンスをしたことがない彼らが2時間足らずで踊れてしまったことには、僕も見ていてビックリしましたよ(笑)」
「やっぱり、ダンスを踊れない人のために、これからも、踊りを教えて、踊らせてあげたいと常に思ってるんだよね。」

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ダンスを広めることを、広い意味で、”つながりを目的”としていると言うテーマが素晴らしいと感じました。o-kiさんの活動に、僕は、これからも注目していきたいと思っています!

◆o-kiさんが副理事長を勤める
日本ヒップホップダンス協会
http://www.hiphop.or.jp


寺西一浩(てらにし かずひろ) プロフィール
1979年10月2日生まれ
3歳で、女優・山岡久乃に見初められ子役として活動。慶應義塾大学法学部卒業。慶應大学在学中に出版したエッセイ『ありがとう眞紀子さん』が話題となり文壇デビュー。
その後、24歳の時、業界最年少で芸能プロダクション、株式会社トラストミュージックエンタテインメント代表取締役に就任し島倉千代子歌手生活50周年事業を成功させる。
その後は、小説家、プロデューサーとして活躍。著書に、「クロスセンス」「新宿ミッドナイトベイビー」「女優」、世界初電子書籍連載小説「Mariko」を配信。
2011年、「女優」が映画化されるにあたり、自身が監督デビュー。
「女優」は、第15回上海国際映画祭正式招待作品に選ばれ主演・岩佐真悠子とレッドカーペットを歩く。また、第25回東京国際映画祭、東京中国映画週間特別上映作品に選ばれ開幕式でグリーンカーペットを歩き話題となる。2013年、映画「東京~ここは、硝子の街~」を監督・脚本・プロデュース(出演:中島知子、田島令子他)。日本最大級の男性ファッション&音楽イベント「東京ボーイズコレクション」を大原英嗣氏と共に主催。ゴールデンバード賞主催。2014年、「新宿ミッドナイトベイビー」が映画化決定。


【関連書籍】
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