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【感じやすい人達】 4/4話

2014-09-02

岩井志麻子のあなたの知らない路地裏ホラー

子どもの頃、地味で目立てないのが嫌で、霊感があるなどといってしまった彼女。そのために怖い思いもした。今はある分野で活躍するようになっていて、何が何でも目立ちたいといった思いはなくなってしまっている。

そんな彼女は先日、ある祭りの会場でA男とB夫に会ったという。彼らもまたその場で注目されたいために、霊感があるなどという人達だった。彼女は、こう語った。

「男で、霊感があるなんていって注目を集めようとするのは珍しいんですよ。少なくとも私は子ども時代、そんな男の子には会いませんでした」

いわれてみれば私も、今まで会った霊感があると自称するのはみんな女だったな、とうなずく。もちろん変な自称者だけでなく、謙虚な本物にも何人もお目にかかった。

「ともあれ自分も同じ穴のムジナだったから、A男B夫どちらも霊感0なのはわかりました。霊感がないのにあるといい張るだけでなく、二人とも経歴も詐称しまくっているし、ブログなどで上げている画像はすべて他のサイトから勝手に引っ張ってきたもの。

実話といっている怪談も、すべて創作です。それだけで話が済めば、笑い話に持っていけますけど。彼ら、今現在は本当に怪談業界の片隅でお金もらってるんです。まだそれだけでは食べていけないけど、異様なほど二人とも金銭と女に執着していると評判です。

心霊写真より、ハメ撮り写真の方をたくさん持ってるし。イベントやるたびファンの女に手を出して、楽屋やトイレでヤッてるし。間違いなく、色情霊だけは憑いてます。

そんな似た者同士なのに、いや、似た者同士だからこそ、A男とB夫は仲が悪いんですよ~。本当に悪霊に憑かれないのを、祈るばかりです」

私は両者ともまったく面識はないが、二人とも岩井とは親しいといっているらしい。


岩井志麻子(いわい しまこ) プロフィール
1964年12月5日生まれ
A型
高校在学中の1982年、第3回小説ジュニア短編小説新人賞に佳作入選。少女小説家を経て、1999年『ぼっけえ、きょうてえ』が選考委員の絶賛を受けて、日本ホラー小説大賞 を受賞。 半生を赤裸々に語るトークや「エロくて変なオバチャン」を自称する強烈なキャラクターが注目を集める。

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