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本誌オヤジ記者が挑戦!! 世界遺産 富士山登頂「8時間珍道中」

[週刊大衆08月11日号]

オヤジだって富士山へ登るぞ!

昨年、世界文化遺産に登録され、ひと夏に30万人が登る大人気の富士山。7月5日、台風一過の週末に、本誌記者(57)は"おひとりさま"で登頂を試みた。ルートは、比較的空いてすいると言われる須走(ばしり)登山口(静岡県小山町)からだ。

時刻は深夜零時過ぎ。着いてみると、なんと「マイカー規制」が行われている。

山麓の1回1000円の駐車場へ向かわされ、「はい、マイカーはこっち、こっち」とまったく愛想がない警備員に誘導されて、車を停めると、そこから相乗りタクシーで登山口へ。タクシー料金は1300円だ。着けば五合目で標高はすでに2000メートル。星空には涼しい風が吹いている。ここから頂上までは標高差1700メートルを5時間で登れるという。

しばらく登り、六合目の小屋に到着すると、雲海の中から日の出が。「おお、霊峰の夜明け!」と思わず感嘆の声が出る。だが、明るくなり視界が開けてくると、気絶するほど遠くに頂上が見えてきた。

泣き言は胸中に留めてジグザグ道を登っていくと小屋が見えてきた。いよいよ七合目と思ったら、「新六合目小屋」。その次は「元祖六合目小屋」って多いよ!

そこでトイレに行くと、あったのはウッドチップ制のバイオトイレ、「1回200円」。その山小屋には、水も食事も防寒具も何でもあるから、手ぶらで来ている登山者もいる。カネがあれば登山もできる、ってか。

1泊2食付きで宿泊料は約1万円。
「今日、泊まれる?」と従業員に聞いてみると、「予約で一杯だよ」とにべもない。「休憩1時間1000円」なんてメニューもあるくらいだから、さぞ、儲かっているんでしょうね。

登り始めて、なんとか八合目に出ると標高3000メートルで、残り約700メートル。いよいよ膝にきて路肩で座り込んでいると、カラフルなウィンドブレーカーを着て、タイツから覗く美脚が眩しい山ガールたちが、「大丈夫ですか?」「酸素は持っていますか?」と優しい声を掛けてくれた。

今回の富士登山で、初めて金銭が発生しないサービス! 山ガールは女神だ‼

そしてついに、登り始めて8時間後、正午少し前に頂上の神社の鳥居をくぐり、外輪山の一角に登り着いた。向こうに残雪の頂上火口と剣ヶ峰が見える。

達成感を感じつつ、腹の底から湧き出た言葉は、「あ~ビール飲みてぇ」だった。

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