■「キョンキョン、かっちぇー!」

 小泉は2020年3月、自身が代表を務める「株式会社明後日」のツイッターアカウントで赤木俊夫さんに関する署名のリンクを投稿。

 同年8月にも、雅子さんと元NHK記者の相澤冬樹氏の著書『私は真実が知りたい』(文藝春秋)について「読みました。深い孤独と悲しみに胸が苦しくなりました。そしてとても腹が立ちました。私も真実が知りたい」とし、ハッシュタグ「#赤木さんに真実を」とツイートし、「森友公文書改ざん問題」に大きな関心を寄せていた。

「小泉さんは“雅子さんの了解のもと”、多くの人に関心を持っもらえる作品になるのであれば協力したい、という思いが強かったようです。しかし、制作サイドは大前提となる了解を得られていなかった。そのため、小泉さんはドラマを降板することを決めたようです」(前出のワイドショー関係者)

 ネットには「キョンキョン、かっちぇー! #新聞記者 #小泉今日子 #週刊文春」「降板した小泉今日子はさすがだな」「小泉今日子を支持しているわけではないけど、こういう筋を通すところはさすがだな、と思う」「小泉今日子はさすがだな。出演者の事務所はどうして引き受けたのか聞きたいですな」といった、小泉を称賛するコメントが寄せられている。

「小泉さんと米倉さんはプライベートでも仲がいい“姉妹”のような間柄で、小泉さんは米倉さんを“ヨネ”と呼び、米倉さんは小泉さんをアネゴとして慕っている。そんな妹分の主演作であっても、小泉さんは信念を曲げることなく、オファーを突っぱねたわけです」(芸能プロ関係者)

『新聞記者』の裏側を報じた『週刊文春』と同じ1月27日発売の『週刊新潮』(新潮社)には、藤井監督のインタビューが掲載されており、米倉の現場での気遣いや女優としての可能性について語っている。

「制作サイドは『週刊文春』に取材され、告発記事が出ることが分かっているわけです。その『週刊文春』と同日発売のライバル誌に“図ったように”米倉さんを持ち上げるような記事が出たわけです。どうしても“文春砲”に対抗するため、『新聞記者』への風当たりを和らげるためでは、とも思えてしまいますよね。

 ただ、主演の米倉さんや小泉さんに代わって雅子さん役を演じた寺島さん、その他のキャストにはまったく非はありません。一方で、信念を貫き、雅子さんサイドに仁義を通した小泉さんの株が急上昇しているというのもリアルなところですね」(前同)

 今回の『週刊文春』の記事で、今後より注目を浴びるであろうネトフリ版『新聞記者』。さらなる波瀾の展開も待っているのだろうか!?

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