■「世界一ドイヒーな番組」がテレ東の“便利屋”に

 放送16年目に突入した『モヤさま』だが、番組が終了することなく枠を移動して続いている理由とはいったい――。

「番組キャッチフレーズが『世界一ドイヒーな番組』というぐらい、極めてユルい内容の番組なんです。ゴールデンでも深夜でも、どの時間帯に見ても面白いですから枠を選ばない、まさに“便利屋”的な番組でもありますよね」(前出の制作会社ディレクター)

 2021年10月の改編にあたり、番組プロデューサーは「深夜1クール限定の予定で遊びの気持ちで始めた番組が、まさかこんなに続くとは思っていませんでした」とも話していた。

「そもそものスタートがそういった軽いノリだったから扱いやすいというのもあるんでしょうね。ただ、テレ東上層部も『モヤさま』は“看板番組”という認識で、終わらせるつもりは毛頭ないというのも、枠を移動させてでも続いている理由でしょうね。低予算の街ブラ番組ながら、さまぁ~ずとアシスタントのアナウンサーのやりとりがクセになるという、非常にテレ東らしい番組でもありますよね。

 そんな『モヤさま』ですが、ゴールデンから“降格”したのは3代目アシスタントの福田アナへのセクハラ騒動が原因だとも言われています……」(前同)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4