■留学は「デビューを約束するものではない」

 滝沢氏は今回、「デビューや何かを約束するものではない」としたうえで「日本で培ったものを世界にぶつけて本物のTravis Japanになる時間を過ごすことが一番の目的」と説明した。

 そして、「世界はそんなに甘くありませんが、親心としては早く成長した姿が見たい。ただ渡米するのではなく、必ずチャンスをつかみ取ってから帰国させ、大きくなった姿を日本のファンにちゃんと見せてあげたい。僕も期待しています」と語った。

「海外での成功はジャニー喜多川氏(享年87)の夢でもありましたからね。ジャニー氏の遺志を継いで現在、ジャニーズ事務所の副社長を務めている滝沢氏の悲願でもあるでしょう。箔付け、レベルアップに加えてジャニー氏の夢も背負う形でトラジャは留学することになったのでしょうね」(前出の民放キー局関係者)

 ファンからは「トラジャ、無期限でアメリカに留学⁉️ おめでと〜!! 少し寂しい気持ちもあるけどトラジャの皆さんが決めたことだもん 応援するっきゃないでしょ」「留学からのデビューは絶対記憶に残るグループになる」といったコメントがネットに寄せられている。

 しかし一方では、「実質左遷だし、滝沢に反抗してもいいんじゃない? アメリカ留学? いらないよアラサーなんだからそろそろ不安でいっぱいやろ、、、ジャニーズ事務所に人生かけてるのにこんな扱い可哀想」「滝沢氏もしかしたら本当にトラジャの為を想って何とか結果残してデビューさせてあげようと海外留学をさせることにしたのかもしれないけど、ファンの気持ちを何も考えてないのが致命的」といった声もある。

「滝沢氏に対する批判的な声も出ていますが、それは、ファンの中で“デビュー秒読み”ともたびたび言われてきたトラジャがなかなかデビューできない、という焦りもあるからではないでしょうか。加えて、トラジャが滝沢氏の“持ち駒”のようにも思えてしまうからではないかと。

 滝沢氏と藤島ジュリー景子社長の関係は、相変わらずよくないと言われています。ジュリー氏はデビュー組を中心に、特に今はなにわ男子を猛プッシュしていて、それが実り、昨年11月リリースの1stシングルは初週70.6万枚と大ヒット。グループは快進撃を続けています。

 一方の滝沢氏はスノスト(Snow ManとSixTONES)を見事に売り出したわけですが、その次、“二の矢”を用意できないと社内での存在感がなくなっていってしまう。その二の矢のひとつが、滝沢氏にしてみたらトラジャになるわけです」(前同)

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