3月8日、無料動画配信サービス『TVer』で、05年放送のKAT-TUN・亀梨和也(36)主演のドラマ『金田一少年の事件簿 吸血鬼伝説殺人事件』(日本テレビ系)が、同日深夜25時35分の地上波放送に先駆けて放送された。
「4月からなにわ男子の道枝駿佑(19)を主演に新たな“金田一一(きんだいち・はじめ)”がスタートするのに合わせた再放送企画『春の金田一祭り ~歴代傑作イッキ見せ!~』の一環です。亀梨版はソフト化も配信もされておらず、幻の作品状態だったので期待している人も多かったんですが……残念ながら今後二度と“完全版”を見ることはできないでしょうね」(専門誌記者)
というのも、本作には13年にKAT-TUNを脱退し、今年2月24日、1月末に名古屋市内のホテルで覚醒剤を所持していたとして、覚醒剤取締法違反容疑で逮捕された田中聖(たなか・こうき/36)も出演していた。逮捕報道が出た時点で、インターネット上にも「金田一大丈夫かな?」という声が上がっていた。
「田中は序盤とエンディングにほんのわずかな出番のみだったので、該当シーンをまるまるカットしたうえで配信されました。
しかし地上波放送はともかく、ネット配信版もカットされてしまうとは……。2月26日に放送したHey!Say!JUMPの山田涼介(28)版金田一の『銀幕の殺人鬼』の場合、本来はCM込み2時間だったのをCM込み75分に大幅カットして、その後『TVer』でノーカット版(1時間35分)を流していたことから、今回の『吸血鬼伝説殺人事件』も地上波は無理でも配信なら、と考える視聴者もそれなりにいたんですが……」(前同)
田中の出番は少ないが、エンディングはともかく序盤は「ヒロインの七瀬美雪(上野樹里)と金田一(亀梨)の人物像について」「なぜ惨劇の舞台となるペンションに行くことになったのか?」を視聴者に説明するパートだった。これを完全カットしては話が成立しないと考えたのか、放送時には、
《廃墟の里にあるペンション「ルーウィン」
そこでアルバイトをしている友人に誘われた一(はじめ)と美雪は舞蘭村(ぶらんむら)と呼ばれるその小さな村を訪れた》
と導入用のテロップを追加。