タモリの「2時間無言が絶賛」で「芸人コメンテーターは終わった」深刻影響!ダウンタウン松本人志・フジ『ワイドナショー』降板の本気度、橋下徹「ウクライナ降伏発言」への大批判…「変わった潮目」!!の画像
タモリとダウンタウン松本人志

 3月25日の21時08分、ダウンタウンの松本人志がツイッターを更新。

〈今週のワイドナショー。 オレも沈黙してみようかな。。。〉

 という投稿はまたたくまに拡散し、5時間程度で3・7万いいねを獲得した。

「3月18日に放送されたテレビ朝日の『タモリステーション』で起こったことを踏まえた発言ですよね。さすが、世間の話題に敏感に反応する松本さんですね」(テレビ局関係者)

 18日の夜8時から約2時間放送された特別報道番組『タモリステーション』では、予定を変更してロシアによるウクライナ侵攻を特集。この自らの名前が冠された番組で、MCのタモリ(76)は沈黙し、ほとんど言葉を発しなかったという。

「“こんばんは”と番組冒頭であいさつをしたタモリさんは、大越健介氏によるポーランドの都市メディカからの現地リポートを受けて “危険なこともあるかとあると思いますけども、どうぞ気をつけて取材してください。ありがとうございます”とひと言。

 その後、ウクライナ情勢の専門家による解説の間は無言を貫き、番組終了間際に“こうしている間も大勢の人がウクライナで亡くなっているわけですね。というより殺されているわけですから。いろいろありますけども、一日も早く平和な日々がウクライナに戻ることを祈るだけですね”という言葉を発して、番組を締めくくりました」(メディアライター)

 合計の発言時間はわずかに39秒。通常ではありえないこのタモリの振る舞いだが、SNS上では絶賛の嵐となった。

「タモリさんが報道番組で殆ど無言だったけど、門外漢がとりあえず何か語りたがる風潮はほんとどうにかならないかな、と思う。タモリさんはやはり貫いていてさすがだ」「2時間無言でずっと座ってたタモリさん。タモリさん、賢くて対応が綺麗だなぁと思った。」「タモリ氏は、稀に見る、超一流の芸人だね。無駄が無く真摯だ」といった、タモリの姿勢を賞賛する意見が見られた。

 このタモリの「沈黙」を受けて、松本がツイートしたというわけだ。

 3月24日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では、タモリ本人を直撃。『タモリステーション』で沈黙を貫いたことに関しては〈それに大した理由はない〉と答え、報道番組に出演することについては〈いやいや、畑違いで〉と返していた。

「タモリさんの場合、“ただ黙っていた”わけではなかったと思います。NHK『ブラタモリ』で専門家の方に色んな質問をしたり、自身の意見もはっきり言っているところからもわかるように、実に博識で教養と常識にあふれたタレントです。今回のウクライナ侵攻については“専門家が話すべき”という明確な意志のもとに、39秒だけの発言にとどめていたのではないでしょうか」(前出のテレビ局関係者)

 カンニング竹山(50)は、タモリのこの「沈黙」について、3月23日に公開された『AERA dot.』の記事でこう語っている。

〈タモリさんの沈黙の話題を聞いて思ったのではなく、その前から、番組でコメントを求められるコメンテーターというのも、ぶっちゃけ、もう終わった感じがしている〉

ノンストップ!』(フジテレビ系)や『バイキングMORE』(フジテレビ系)で曜日レギュラーのコメンテーターを務めている竹山だけに衝撃的な発言で、〈個人的に言うと、商売あがったりで俺は困りますけどね(笑)〉と、冗談めかしてはいるものの、率直な言葉で“コメンテーターという仕事は終わった”と分析しているのだ。

「竹山さん自身が言うように、専門外の素人であるタレントが、あるニュースについてコメントしたことが“マスコミが報じたこと”とされるのは、以前から問題視されていました。

 最近では、ロシアによるウクライナへの侵攻の報道が連日トップニュースとなっていますが、ダウンタウン松本人志さん(58)や橋下徹氏(52)がそれについて意見を述べたことに対する反響からも、そのことが実感できますね」(テレビ局関係者)

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