近年、ケータイ（スマートフォン）料金の値下げ競争が激化している。現在、さまざまな会社から格安プランが提供され、利用者にとってはありがたい限りだ。
「ＭＭ総研の調査によると、端末代を除いた日本人のスマホの月額平均利用料金は４６１７円（２０２１年１2月期）です。2０年より徐々に減っており、値下げ合戦の効果が出ています。ただ、ドコモ、ａｕ、ソフトバンクなどの大手キャリア利用者に限ると、平均５１４６円と依然高い状況です」（経済誌ライター）
今や、格安プラン花盛りのスマホ業界だが、その多くがオンライン経由での契約が必須。読者の中にも、「格安スマホにしたいけど、ネットで申し込みは面倒だから」と、敬遠している人は多いのではないか。
「それだと、大手キャリアの思うツボです。今は、さまざまなものが値上がりして家計を圧迫している。ケータイ代が半額になれば、年間で２〜３万は浮くことになる。実は、実店舗での対面形式で申し込める格安スマホ会社はけっこう、ある。ガラケーからスマホへの機種変更や操作の相談などもできます」（前同）
ＩＴジャーナリストの三上洋氏も、こう語る。
「最近では、ＯＣＮモバイルがドコモと提携して、ドコモショップ内に専用窓口があります。イオンモールの中にはイオンモバイルの店があるなど、身近に店舗があるブランドも増えています。店頭での契約なら、その人に適したプランを対面で説明してもらえるので、不慣れな方でも安心です」
今回、三上氏の助言を得ながら、中高年でも安心して使える格安スマホ会社と、その特徴を調査。通話重視、データ使用料少なめを前提に、厳選して紹介したい（最終ページの表も参照のこと）。
