■胸に刺さるトークで「香川さん」はツイッタートレンド入り

 3月11日、東日本大震災から11年を迎えたこの日、香川は11年前の震災当日は、ドラマ『南極大陸』(TBS系)のロケを行なっていたと振り返り、「私たちは今、とりあえずの平穏を取り戻しているかのように見えます。しかし、それも地球がご機嫌で無事でいてくれてこその平穏です」とトークを展開。

 続けて、「私たちの地球はどこかの台の上にいい子で置かれているわけではありません。時速1700キロで回転して時速11万キロで突っ走っている荒ぶる球体です。地球も生きているのです。私たちのこの地球をこれ以上、怒りに震わせないためにも私たちは今日、もう一度立ち止まって考え直してみてもていいかもしれません」と語った。

 この発言を受け、ツイッターでは「香川さん」がトレンド入り。ユーザーからは「香川さんが震災のお話をするといつも胸いっぱいになります」「熱く深く沁みる話し、ありがとうございます」といったコメントが寄せられた。

 また、4月22日の番組では「ここ数日、町中でチョウチョが飛ぶ姿がよく見られるようになりました」と自身の家の庭のアゲハチョウのサナギがついに成虫になったとしたものの、目を離した隙にコンクリートの床の隅に巣を張っていたクモの餌食になってしまったと明かした。

 続けて、「このアゲハは昨年9月から7か月間もの間、ずっとじっとサナギの中にいて今週、ようやく外に出られたのです。この子の寿命は、成虫だったたった数十分とされるのか、それとも7か月と数十分だったのか、人間の私にはそれを計る術もありません。しかし、私たちは今日もこの命を与えられて、クモの糸に絡め捕られることなく、1日を自由に生きられます」とし、「その日、このチョウの分まで生きようと決意を新たにした私をたかが虫のことでと、どうか笑わないでください」と命の尊さを語った。

 これに視聴者からは「香川照之さんの虫の話で泣きそうになる」「香川照之さん、朝のお話、聴き入ってしまいました。与えられた命、大切に自由に、気持ちを改めて生きていこう」といったコメントが寄せられ、ツイッターではまたしても「香川さん」がトレンド入りした。

「香川さんの話は胸に来るものがあり、実際、多くの視聴者が感動したり、その言葉を受け止めて思いを新たにしているんです。安住さんもラジオでは本音を出す場面がありますし、リスナーをたびたび感動させていますよね」(前出の制作会社関係者)

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