■ドラマ制作で『ポップUP!』の「コンセプト崩壊」

 不倫ドラマ『昼上がりのオンナたち』で視聴率上昇を狙う『ポップUP!』なのだが、前出の制作会社関係者は話す。

「ただ、出演者のギャラ、衣装、メイク、スタジオ、撮影、編集と、ドラマは制作費がかさみますからね……。そもそも『ポップUP!』は予算を抑えることが至上命題に掲げられた番組です。

 前身の『バイキングMORE』は坂上忍さん(54)の1回120万円とも言われたギャラがネックになって終わったと言われていますが、カネがかかって視聴率がちょっといい番組よりは、数字が取れなくても制作費を低く抑えたいというのが、お昼の番組に対するフジの本音だといいますからね。

 タレントに帯番組のMCを頼むとなると、ギャラが跳ね上がります。そのため、『ポップUP!』のメインMCに局アナを据えた。にもかかわらず、番組内で制作費がかさむドラマを放送することが決まり、“低予算で抑える”というこれまで掲げられてきた目標が崩壊しつつあるんです」

 フジテレビ内部では低予算番組であるはずの『ポップUP!』が、予算のかかるドラマを制作し、放送することに疑問を呈する声も上がっているという。

「ドラマはFODでも配信され、ドラマ班が制作することになりますから、予算をどの部署が持つかは微妙ですが、当然、放送する『ポップUP!』もある程度予算を負担することになると見られていて、“本末転倒ではないか?”という声も出ていますよ」(前同)

 番組スタート前、そしてスタート後も不安定な『ポップUP!』だが、不倫ドラマ『昼上がりのオンナたち』で一発逆転はあるのか!?

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