有吉弘行、逝去・ダチョウ倶楽部上島竜兵を悼む哀切ラジオ生放送「2度目の1年で一番つまらない回」「枕元の時計」「出川哲朗との最後のキス要求」率直すぎる思いに「もらい泣きした」「プロ」ファンも号泣の画像
上島竜兵(ダチョウ俱楽部)、有吉弘行

 5月11日に急逝したダチョウ俱楽部の上島竜兵さん(享年61)について、連日多くの芸人やテレビ番組が哀悼の意を表していたが、5月15日、沈黙を貫いていたあの男も口を開いた。

 不遇の時期に親身に上島さんが気にかけており、「竜兵会」のメンバーでもあった有吉弘行(47)である。

「上島さんの没後、有吉さんはツイッターでも沈黙を貫いていたことから、ファンの間でもメンタルを気遣う声であふれていましたが、15日の20時から放送されたラジオ『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER(サンドリ)』(JFN)は、収録ではなく生で放送されました。

 アシスタントの宮下草薙草薙航基(30)、アルコ&ピース酒井健太(38)と一緒に上島さんの追悼、お通夜、告別式での様子などを話してくれました。有吉さんは湿っぽくならないよう、ギャグのノリを貫こうとしていましたが、さすがに無理。言葉につまり、声も震えていましたね……」(女性誌記者)

 有吉は20年4月には、インスタグラムで上島さんに膝枕されている、まるで「親子」のような写真を投稿していたこともある。それだけに今回の『サンドリ』では、自分のことを「二回目親父死んじゃった芸人」と評していた。

 有吉は冒頭こそ「やっぱ菊田健太のラップで追悼した方がいいのかな?」と、アシスタントの酒井の持ちネタを要求し「違ぇと思うよ俺?」と、酒井のツッコミが入るひと笑いこそあったものの、

「なんかまあ、けっこう元気出たつもりだったんだけどね。やっぱ繰り返すね。元気出たりちょっと落ち込んだりって感じで……」

 と切り出した。亡くなった日、お通夜前の夕方に特別に上島さんと2人だけにしてもらい、顔を見せてもらったことについて話そうとしたものの「悲しいな、やっぱ……」と声を詰まらせて話し続けることができなくなる一幕も。その後、なんとか立て直したものの、上島さんがサンドリに年始に出演することが恒例になっていたことについて、

「その回が1年で一番つまらない回で、そこからちょっとずつ面白い回になっていって、上島さんゲストの回が一番つまんない放送ってことになってるんだけど、でもまあ今日が一番つまらないだろうな、どう考えてもな。あの人のせいだしな」

 としていた。

 その後も、涙をこらえてか言葉を発することができず沈黙が続き、「もう……はぁ、放送事故になっちゃうかなこれ」と、本音ものぞかせていて、酒井が気遣いの声をかける場面もあった。

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