■「文春砲」の大先輩・ベッキー

 ベッキーといえば、16年1月に『週刊文春』(文藝春秋)でゲスの極み乙女。川谷絵音(33)との“ゲス不倫”が発覚して、しかも同誌の発売日前日に行った記者会見で「友人」と不倫関係を否定した直後に《友達で押し通す予定!笑》、川谷も《逆に堂々とできるキッカケになるかも》とLINEでトークしていたのが『文春』に報じられてウソの上塗りが発覚。取り返しがつかないレベルの好感度急落を招いたことで知られている。

 出演していた10社以上のテレビCMやバラエティ番組の契約はすべて打ち切りになってしまったことや、『文春』を英訳した『センテンススプリング』という造語も話題となったのは記憶に新しい。

「瀬下さんも、3月24日発売の『週刊文春』(文藝春秋)に20代女性との不倫関係を報じられた時点では妻に《この件についてはノーチャンスやから次はないからね》と叱られたことや、文春記者に堂々と撮影に応じた姿などで、賛否あるもののギリギリ許された感がありましたが、4月13日配信の『文春オンライン』でそれ以上にえげつない複数の女性問題が発覚して芸能活動自粛を発表。確かに、“文春で不祥事が発覚し、後追い報道でとどめを刺される”という点がベッキーさんとまる被りですね」(前出の専門誌記者)

 もっとも、ベッキーの場合、騒動後に結婚。現在は二児の母として少しずつだが信用を取り戻しつつあり、

「芸能界は良いよ、香盤表(撮影スケジュール)があるんだもん」

「インスタで『今日子どもとこんな格好してお散歩』キラキラっていう方が、『へっ』って思っちゃう」「そんなキラキラしてらんねぇーよって」

 という金言が21年9月8日の『あちこちオードリー』(テレビ東京系)で飛び出し、子育て世代の視聴者から絶賛されたこともある。

「悪い意味でパワーワードになった“センテンススプリング”も、純粋に“名言”となった子育てトークもそうでしたが、今回の“誰が言ってんねん!”の話を聞くと、やはりベッキーさんのワードセンスは天才というほかありません。芸人の誰もが認める鬼才の天竺鼠の川原さんをして、“ベッキーおもろ”と言わせるのは、本当すごいことですね」(前同)

 意外なところで明らかとなったベッキーの実力。いつか、天竺鼠の2人とトークを行ってほしいものだー-。

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