本筋は真面目な刑事ドラマながらもツッコミ不在のコントのような展開が淡々と続くことからカルト的な人気を誇る内藤剛志(66)主演の『警視庁・捜査一課長』(テレビ朝日系)シリーズ。今年4月14日放送の『シーズン6』で10周年を迎え非常に盛り上がりを見せている一方で、残念な知らせが入ってきたという。
「21年11月4日号の『女性セブン』(小学館)などが報じていますが、このシリーズが放送されている木曜20~21時の『木曜ミステリー』枠が7月クールでラスト、つまり10月には消滅するといいます。テレビ朝日は若い“コア層”をメインターゲットにした番組作りにシフトしつつあり、新たなドラマ枠を火曜日21時にもうける予定だといいます。
実際、今回の『シーズン6』は、劇中で“完結”を思わせる描写が多数あるんですよね」(女性誌記者)
1つは、これまでは1話完結の刑事ドラマだった『警視庁捜査一課長』だったが、今シーズンでは「第1・2話の関係者が第5話の事件の裏側で何者かに拉致されていた」「意味深な人影が出てきたが、その回で何も説明がなかった」と、ストーリーに連続性があること。
2つ目は、第1話でレギュラーキャラの刑事を演じる斉藤由貴(55)が唐突に、
「あの、あたし最近ちょっと、イヤな予感がするんですよね。私たち3人がバラバラになっちゃうような……まぁちょっとしたカンなんですけど」
とあまりにも露骨な伏線を張っていること。
そして3つ目は、登場人物の掘り下げだという。
「主人公の大岩捜査一課長が過去に扱った事件で知り合い娘同然に大切に思っていた、というキャラが1話に登場しただけでなく、レギュラーキャラクターのナイツ・塙宣之(44)が演じる刑事について“過去は熱血漢だったが妻を亡くしたショックで感情が薄く、セリフも棒読みのようになってしまった”という過去が明かされています。同じくテレ朝の『科捜研の女』のような風呂敷の畳み方をするのかもしれません」(前同)