■『科捜研の女』は復活するが…

 1999年にシーズン1が放送し、今年4月7日に最終回を迎えたシーズン21の時点で現行テレビドラマで最多長寿記録を誇る沢口靖子(56)主演の刑事ドラマ『科捜研の女』だったが、シーズン21の最終回は主人公のマリコにレギュラーメンバーが思い思いの言葉をかけて、最後にマリコが視聴者に語り掛けるような目線で「今まで本当にありがとう」と語る、という完結を意識させるものだった。

「ただ、『科捜研の女』については、沢口さんが長年の功労者であること、テレ朝と沢口さんの事務所が正式に合意していないのに終了報道が相次いだことから協議を重ねた結果、10月スタートの火曜9時枠で、1クール限定の復活をする運びになったと5月9日に『週刊女性PRIME』が報じています。『捜査一課長』もコアな人気を誇ってきただけに、枠を移動しても続けてほしいところですが……」(前出の女性誌記者)

 今シーズンは、放送前から注目を集めていた木村拓哉(49)主演の『未来への10カウント』の前時間帯に『捜査一課長』が放送されていることもあり、いつも以上に関心が寄せられているが、以前からコアなファンに愛されていたという。

「当初こそオーソドックスな刑事ものだったんですが、シリーズを重ねるごとにどんどんギャグ描写がエスカレート。若いファンを取り入れたい思いからか、ピアニストのハラミちゃんとか、コロッケ屋の店長にものまねタレントのコロッケさん(62)を起用したり、宣伝にTikTokを使ったり、広報用のツイッターアカウントは癒し系猫画像の方が投稿率が高かったり……あまりの独自路線で、唯一無二のドラマと化しています。現状で最新話の第5話(5月12日放送)1つ見ても、スタッフやキャストが大真面目にバカをやっているのが伝わってきます」(前同)

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