■『ラヴィット!』は“令和の『笑っていいとも!』”に

 前出の制作会社関係者が続ける。

松山英樹選手(30)が『マスターズ・トーナメント』で優勝し、その中継から『ラヴィット』に突入した際にも、“絶対バラエティ”の姿勢は変わることはありませんでしたからね。コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻など、暗いニュースが続く中、バラエティに徹する『ラヴィット!』の存在に“ホッとする”という人は少なくありません。

『ラヴィット!』は令和の『笑っていいとも!』(フジテレビ系)だと評する記事もよく目にするようになりましたよね」

 大人気フリーライターで“てれびのスキマ”というペンネームでも活動する戸部田誠氏も、5月3日配信の『PRESIDENT Online』に「『ラヴィット!』は令和の『笑っていいとも!』である…他局の『朝の情報番組』とはまるで違う納得の理由」と題した記事を寄稿。

 川島の高い能力や番組の特性に触れつつ、『笑っていいとも!』のような長く愛される番組になると綴っている。

「ラジオで“ピンマイクついている時間のほうが長い”と語った川島さんですが、いつ寝ているのかわからないほどテレビに出ずっぱりですよね。MC、ツッコミ、大喜利の腕もたしかで、仕事を任せれば必ず結果を残してくれる。テレビマンがいま一番一緒に仕事をしたい芸人の1人ですし、令和のタモリさん(76)になる日も近いとも言われています」(お笑いプロ関係者)

 5月12日にYouTubeチャンネル『動画、はじめてみました【テレビ朝日公式】』にアップされた動画に出演したおいでやす小田(43)は「自分を活かしてくれる芸人」についてトークを展開する中、「面白かったけど、ここまでの化け物になるとは思ってなかった」と川島の名前を挙げる。

 麒麟が大阪の劇場で活動していた当時を振り返り、「やっぱり笑い飯千鳥やったのよ」「(麒麟は)3番目やった」としたうえで、現在の川島の活躍を「いよいよわからんもんな、スゴいことなってるもん」と絶賛。

 納言薄幸(29)が「麒麟さんって大阪感がない。東京っぽい。おしゃれな感じがする」と話すと、小田は「あれも絶対路線変更したんですよ」と分析。「僕が初めて会ったときの川島さんはめちゃくちゃ怖かったもん」「追求に追求を重ねて今の川島さんになったのよ」「それを考えると、とんでもない時間と努力と自分のスタイルの変更とか」と持論を展開し、「行く末が恐ろしい」と語った。

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