黒島結菜主演『ちむどんどん』ニーニー・竜星涼のクズ行為はなぜ繰り返されるのか?『まれ』『カムカムエヴリバディ』…NHK朝ドラにダメ男が出続ける2つの理由の画像
※画像はNHK『ちむどんどん』公式ホームページより

 黒島結菜(25)がヒロインの暢子を演じる連続テレビ小説ちむどんどん』で、賢秀(竜星涼/29)がクズすぎると非難を浴びている。しかし、朝ドラでヒロインの身内である男性キャラが嫌われるのは、しばしば起こることだ。

 5月25日の放送回は、暢子の姉の良子(川口春奈/27)が、学生時代から思いを寄せる博夫(山田裕貴/31)をあきらめ、熱烈なプロポーズを受けていた金吾(渡辺大知/31)との結婚を決意する。すると、東京から沖縄に帰っていた賢秀が金吾の父親に、良子はかつての恋人につきまとわれているから、手切れ金の10万円を用意するよう話を持ちかけ……という内容だった。

 この賢秀の行為には視聴者の怒りが爆発。ネット上には「ニーニーはどこまでクズキャラになってしまうの…それ普通に詐欺で犯罪じゃん。しかも身内に関係する人からやるのがすごい」「ニーニー嘘ついてお金もらうとか詐欺師やん!ニーニーの事どんどん嫌いになるんだけど」など、非難のツイートがあふれかえっていた。

 ここまで非難が集まるのは、これまでも賢秀がクズ行為を行ってきたからだ。まず、いいトシをして働こうとしない。暢子の就職が決まっていた会社の社長息子を殴り、内定が取り消されたうえ、それを絶対に謝らない。ありふれた儲け話に騙され、母親の優子(仲間由紀恵/42)に借金をさせる。東京でプロボクサーになるが、所属ジムに借金をしたまま、行方をくらますなどなど。貧困に苦しむ比嘉家をさらにどん底へ落とすような行為を何度も繰り返してきたのだ。嫌われても仕方ないのである。

 しかし、このクズ男キャラというのは、朝ドラではたびたびあらわれる定番キャラだ。賢秀は確かにひどいが、実は見慣れた景色なのである。

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